21.女の後をつけて何が楽しいんだろうね。 ページ24
「へぇ、あんたらそんなに面白いことになってたんだぁ」
『面白いって…今も後ろの方にいるんだからね』
「わかってるよ」
「それにしても…分かりやすすぎる尾行ですね。こちらからも見える位置に居ますよ」
『もしかして:尾行じゃない』
「え」
「あっ。茨くん、おはよう」
『あれ、口調変わってる?』
「そうなの?」
『前はほんとのぶりっ子って感じでさ、もうほんと接触してた茨にも近づきたくなくて。』
「まじか」
「何よ。やっぱり茨くんの彼女っていうのは、嘘だったんじゃないの?」
「さぁ…」
「さぁ、って」
『私嘘ついてない』
「そういえば小篠さん、」
「何よ」
『聞いて』
「まあまあ落ち着きなよ」
「…変わりましたね」
「何が?」
「口調が」
「あれは…可愛いと思ってたけど改めて思い返すと普通に気持ち悪いだけだったからやめた。こっちが素よ。」
「そうなんですか…」
「昨日は諦めないとか言っちゃったけど…二人が付き合っているのは本当なのよね?」
「はい」
『うん』
「ならいいわ。代わりと言ってはなんだけれど…貴方たち、私のお友達になってちょうだい」
「…え」
『は?』
「何よ。私じゃ不満なの?」
「いえ…てっきり、ここぞとばかりに悪女ぶりを披露してくれるのかと」←
『「誰が彼女でも関係ない!絶対に諦めないんだからね!」とか言われるのかと
』←
「ねえ私の話聞いてた?」
「…そうですね。よろしくお願いします」
『うんうん。私もよろしくね』
「それって私も含まれてる?」
「当たり前じゃない」
「嬉しいな。よろしくね。」
「…ああ、自己紹介がまだだったわね。私は小篠姫奈よ。茨くんはわかるけれど、貴方たちはわからないわね」
『私は七星紗蘭。まあなんとでも呼んでくれや』
「私は山口沙彩。なんて呼んでもいいよ」
「ええ、よろしく。紗蘭、沙彩。」
「うん!」
『さぁて、一件落着かなぁ?』
「そんなところですかね」
プルルルル プルルルル
『あ、私。ちょっとごめんね。先、行ってて』
「うん…」
『…はい、七星です』
《蓮巳だ。》
『はい。本日はどのようなご用件で?』
《ああ、手短に話すから、不明な点があれば言ってくれ》
『はい。』
《明日から一週間、こちらに戻ってきてほしい。あんずの仕事量が多すぎて過労気味なんだ》
『はい。…はぁ?』
《話はどちらにも通してある。一応、弓弦が迎えに行くことにはなっているが》
22.明日の時間を決めようね。→←20.大変なことになったね。
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紫陽花(プロフ) - 鹿乃詞音さん» ありがとうございます!!もっと茨の夢が増えるといいですね!楽しく読んでいただいてありがとうございます!更新頑張ります!! (2018年1月10日 17時) (レス) id: cd00c1a136 (このIDを非表示/違反報告)
鹿乃詞音(プロフ) - 初めまして!まだ数が少ない茨の夢を探していたらここにたどり着きました。楽しく読ませていただきました!更新楽しみにしてます! (2018年1月9日 22時) (レス) id: d6ee02f425 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます!!私も茨が好きすぎて毎日があんスタ日和でございます←← (2018年1月9日 6時) (レス) id: cd00c1a136 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ごめん、茨大好き過ぎてヤバイ。好き。←←←←更新楽しみにしてます! (2018年1月9日 4時) (レス) id: 6c0f05bafb (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 夢藍さん» こちらこそ見つけていただきありがとうございます!これからも頑張ります! (2017年10月28日 8時) (レス) id: cd00c1a136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月16日 18時