【あんスタ】毒蛇さんと天使ちゃん。【七種茨】

2.知らない人に合うのって緊張するよね。 ページ3

「こちらです、どうぞ」

『意外に近かったね』

「そうですね。…茨はまだ来ていないようなので、先に行って待っていま「弓弦！」…おや」

『あの人が七種さん？』

あらなんだかおとなしそうと言うかなんというか…

「そうです。…わたくしは遠くから見守っておりますね」

『え、ちょっと弓弦さん？』

「やぁやぁお初にお目にかかります、自分、こういうものです！(名刺を差し出す)」

『あ、すいませんそういうのはちょっと…』

「え」

『あ、あのほら名刺とかしまう場所ないですし落としちゃったら七種さんの個人情報とか外部に漏らすことになっちゃうじゃないですか』

「あ…ああ、たしかにそうでありますね！ところで、お名前お伺いしても？」

『あ、七星Aです。七つの星って書いて七星』

「自分は七種茨と申します！三つの枝じゃなくて七つの種なんですよ、もう枝なんだか種なんだか草なんだかわからないですね！あっはっは☆」

『あはは…あ、名字に七ってついてるの同じですね、なんか親近感湧くなあ』

「ああ、言われてみればそうですね。運命か何かでしょうか？」

『？！…そう、ですね』

なんで笑ったんだろう、この人…

「どうしました？何やらお顔が赤いような…」

『わああああ気にしないでください！！！私ちょっと緊張してるんです！』

「そうですか…」

『えっと。実は私、明日からそちらの高校に転入することになったんですよね、それでそちらのことを聞いておきたくて…』

「なるほど。それではこれをどうぞ〜♪(小冊子を差し出す)」

今度はなんだよこれ…本？

『…は？』

「これには秀越学園のすべてが詰まっているんですよ！」

『え、やあの、私は、…』

「どうしました、Aさん？」

『あ、すみません…私、本を読むのって苦手で…やっぱり迷惑でした？』

「…いえ、…ではこうしましょう」

『…スマホ？』

「このQRコードを読み取れば、自分とメールができるようになります！！いやぁ、現代技術とは素晴らしい…！」

『は、はあ…』

ピコン。これでいいのかな。とりあえず何か送ってみよう。

3.まさか初対面の人とメアド交換するとはね。→←1.情報収集は大事だよね。

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