【あんスタ】毒蛇さんと天使ちゃん。【七種茨】

25.会長ってほんとに神出鬼没みたいな感じだよね。 ページ28

『やっと着いた…改めて思うけどほんとに広いね、ここ…』

「向こうはどのくらいだったんだい？」

『ここの半分？いやもうちょっと小さかったかも…寮もあるのに、何故か敷地がすごく狭くて…って会長？！』

「やあ。久しぶりだね、紗蘭ちゃん」

『言うほどでもないと思いますけど…？』

だって私居なかったの一ヶ月だし。

「そうかい？まあ、君が居ない間は短かったけれど。」

『ですよね。』

「でも、君が居ない間、皆寂しがっていたよ？」

『あ、そうなんですか。それより、さっきこの手帳を嵐ちゃんに貰ったんですけど。この、"E"とか"A"とか"ED"ってなんですか？』

「ああ、それはね。紗蘭ちゃんをこっちに呼び戻す相談をした時に、向こうが条件を出してきたんだよ。」

『条件…？って何ですか？』

「知りたいかい？」

『はい』

「じゃあ教えてあげよう。この日はね、君が秀越学園に戻ってプロデュースをする日なんだ。」

『…はい？え、向こうに戻るんですか？』

「そうだよ。何か問題があるのかい？」

『いえ何も。ですが…』

「どうしたんだい？」

『ですが、その間、こちらはどうなるのかと。』

「問題ないさ。その日は部活に専念してもらうから。」

『そうですか。なら大丈夫です。』

「そうかい。じゃあ明日からよろしくね。」

『はい。』

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