【あんスタ】毒蛇さんと天使ちゃん。【七種茨】

11.付き合ってもないのに彼シャツってどうなんだろうね。 ページ12

『あの茨さん』

「はい、お呼びでしょうか」

『これ大きくないですか』

「そうでしょうか」

『とりあえず着たんだけど…やっぱサイズあってない感半端ないよね』

「…」

『あれっ茨大丈夫？』

あまりの似合わなさに立ったまま気絶してしまったのか…？←

「ああすみません。とりあえず今日のところはこれでいいですかね。後日また服を取りに行く機会を作りますので」

『あっ、ありがとう』

「いえいえ、自分こういうの慣れていますので」

『そっかあ。でもこれからは私のことも頼ってね？』

「はい。よろしくお願いします」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

『あ、私のだ、ごめんね』

「いえ、どうぞ」

『ちょっと失礼します』

ﾋﾟｯ

『もしもし？』

《あ、A！やっほやっほ〜☆俺だよ☆》

『えっと…スバル？』

《そうそう！よくわかったね〜流石A☆》

『それから後ろでガヤガヤしてんのは…ああ、トリスタ？』

《そうだ。全く、転校するなら言ってくれ。アホコンビを始め学院中が大騒ぎなんだ》

『ごめんねぇ、でも本当に急だったからさ。文句なら某会長にどうぞ』←

《まあいいけどよ。今度一回顔見せに来いよ。それと俺のロッカーと弓弦のロッカーん中にお前かなり忘れ物してんぞ、置き勉か？》

『あは、バレた？でも真緒のロッカーの中には入れたんだけど弓弦んとこはは心当たりないなぁ、また今度行くね。』←

《おい…早く来ねぇと副会長に全部渡すからな》

『あっすいません今週中には行きます』

《おっ。言ったな？じゃあ伝えたい事あるやついるか？》

『真はいいの？』

《はいはいはい！呼んだ？》

『久しぶりだね真。元気？』

《うん、もちろん！Aちゃんも元気？》

『うん。…あ、ごめんね、友達に呼ばれちゃった。また今度、会いに行くからね。待っててね。』

《わかった。じゃあねAちゃん。元気でね！風邪引いちゃだめだよ》

『わかってるよ。じゃあね』

ﾋﾟｯ

「…嘘つきましたね」

『まあね。あのまま話してると一日があっという間に過ぎちゃいそうだったから…ところで茨』

「はい？」

『ずっと気になってたんだけどこれって所謂彼シャツというものでは…？』

「そうですね」

『付き合ってもないのに彼シャツとはどうなんでしょう』

「…では付き合いますか？」

『…はい？え？』

「言い方を変えます。









自分と、付き合ってください」

12.会って一週間も経ってないのに告白されるってどうなんだろうね。→←10.流石にあれは驚くなっていうほうが無理だよね。

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