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あのふざけた話も終わり私は用意された部屋のベッドに寝転んでいる
…私はこれからどうしたらいいんだろうか
家族を殺され、私は人を殺した
それに夜伽の噂なんて流されていたが実は1回もしていない
怖かったから
相手が触ってきた瞬間にいつも睡眠薬を嗅がせて眠らせた
だからジャーファルが来た時もそうしようって思ってたのにこんな事になるなんて……
あぁ…そろそろ寝よう
寝てる間に殺されたりするのかな…
私はそう考えているうちに眠りについた
……
シンドバッドside
ジャ「寝たみたいですよ、シン」
ジャーファルは小声で言った
シン「…あぁ、可愛らしい寝顔だ」
そう言った時ジャーファルは俺を引いたような目で見てきた
…手は出そうとしてないぞ…?
ジャ「…Aをこれからどうするつもりですか」
シン「この子は家族を殺され人を殺し明るい世界を見れていないんだ、だからここに住ませて楽しませてやるつもりだ」
Aにとってそれが幸せかどうかは俺には分からない
けど、俺がそうしたいからそうするんだ
「ッ……私が…守るから…ね………大丈夫…だよ…………」
起きたのかと思った、だが寝言だったみたいで俺もジャーファルも驚いた
「姉ちゃんは…強いん…だから……………」
家族が死んでもそれを受け入れきれずまだ夢を見ているこの子に驚いた
人を殺してはいたが優しい子なんだろうな
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作者名:莉由 | 作成日時:2017年12月15日 11時