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ジャーファルside



ジャ「シン」



シン「ジャーファルか入れ」



少女を抱えたまま入る



シン「…その子か?」


ジャ「はい、話は聞いてもらえそうになかったので気絶させて連れてきました」




そう言うとシンは困ったように笑った



「ん…ッ……」



話をしていると少女は目を覚ましたようで目を擦っていた





シン「やぁ、起きたかい?」




シンがそう言って笑いかけると少女は顔を青くした
やはり王であることは知っていたようだ



「ッ…ぁ…こ、殺すならさっさと殺せばいいじゃないですか…何も王の前にまで連れてくる必要なんかないのに…」



シン「…君の名前はなんだ?歳はいくつだ」




シンが真面目な顔で言うと少女は肩をびくっと揺らした
怯えているのだろうか…




「A…、14歳…」




シン「なぜ人を殺しあんな事をしている」





「お金が必要だから、…」





確かに何でも屋ならそれなりに客は来て稼げるでしょうね…






シン「そうか、いつからしている?やり始めたきっかけはあるのか?」





シンの真剣さに怖さを感じ少女…Aは震えもう既に泣いていた



「お母さんが…死んで、妹と弟を…守るために、ずっとやってただけだもん…ッ」






Aはそれを言うと耐えきれず声を出して泣きだした



シンも私もそういう理由だったのかと目を見開き驚いた




シンは…どうするんでしょうか…

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作者名:莉由 | 作成日時:2017年12月15日 11時

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