今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:37,599 hit
小｜中｜大
２０話 ページ22
.
青葉城西 ２４-１８ 凪山
１セット目、どうにか俺たちが取った。
凪山は、ノッポさえ止めてしまえば、あとは言うほどでもない。
そして、この２セット目。
ここをとれば俺たちの勝利だ。
焦ったような相手の顔と、高嶋の顔。
中学生相手に大人気ないかもしれないが、俺たちはみな高揚していた。
相手が誰であろうと、勝利は嬉しい。
『レフト！』
俺が駆け出すと、上に上がる綺麗なセット。
やっぱうめぇな…。
及川の真剣な顔を盗み見る。
と、及川の口が弧を描いた。
(これで点取れってか…)
勝利を確信した及川のその顔に、俺は助走を速めた。
そして大きく踏み切って…。
『…っ！！』
＿＿＿＿跳ぶことは、できなかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ｌｉｅ麦マＦｉｎ | 作成日時：2019年6月8日 16時
