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7話 ページ7

雨で足場も悪いのに寝転がってる人がいたり、上から人が降ってきたりで上手く進めない。









『だァァァアもう鬱陶しい!!!私の前に来る奴知り合いだろうがなんだろうが障害物はぶっ飛ばす!!それが嫌ならどぉぉけぇぇえええ!!!』









宣言通り前に来るやつ白だろうが黒だろうが蹴り飛ばし、
足を高く揚げ相手の肩を飛び石のように踏みつけながら駆けた。









視界の端で私のようにドラケン君の元を目指す人が2人見えた。









そのうちの1人は何か怪しく光るものを持っていた。
そいつの襟首を掴み対峙する。









「何しやがんだテメェ殺すぞ」









『ドラケン君殺される訳には行かないんだよ。』









思い切り切りかかってくるのをしっかり見据え避ける。









何か柔らかい物を踏んでしまい、予期せぬ地面に足を捻ってしまった。









『イッ、んでこんなとこで人が寝てんだよ!!』









それは先程自分が蹴り飛ばした相手であり、そのせいで脳震盪を起こし倒れているだなんてAは気づいていなかった。









そんな好機を逃すはずがなく、真っ直ぐAに向かって刃先が迫る。









すぐに立ち上がろうとするが、
先程の足に痛みが走り動きが遅れてしまった。









そんな彼女の前に大きな背中が現れた。

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作者名:らいあ | 作成日時:2021年10月18日 17時

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