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別時間軸17・私の幸せ ページ7

私にとって、幸せってなんだろう。
美味しいご飯を食べること?学校に通えること?
……違う。道造くんといられることだ。
それでも、私は魔法少女で他の人とは違うことも理解してる。
「……わかんない。幸せとか、愛されるとか、私には分からないよ……」
「……なら、俺が教えてやるよ。」
道造くんが手を差し出してくれる。
私はその手を握り返し、家に帰った。
家に帰り、制服から部屋着に着替える。
「……なぁ、明日出かけねぇか。」
「いいけど、どこに?」
翌日、私は前に道造くんに買ってもらったワンピースに着替え、メイクをした。
「お待たせ、行こっか?」
「おう、その服似合ってんな。いいじゃねぇか。」
幸せってこういうことだと思う。
誰かに褒めれて、それで嬉しくなる。
そうやって、褒められる度に生きててて良かったと思う。
私達は神浜のショッピングモールに向かった。
「俺の奢りだ、好きな物食え。」
「でも、道造くんのお金、無くなっちゃう」
道造くんはそんなの気にしない、と言わんばかりに食べ放題の店に入っていった。
「お、このケーキ美味しい。」
「良かったな。どうだ、楽しいか」
楽しいか、と聞かれたら、多分になる。
楽しいのか楽しくないのかなんて、私には分からない

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作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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