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道造くん ページ41

あれから、変わったことが沢山ある。
道造くんとの距離が近くなった。
辛いことが沢山あったけれど、私は道造くんと一緒に居れるのが幸せだった。
果てなしのミラーズでは、色んなことがあった。
「最高の滅びを見せてあげる」
そう言ったみことさんは最終的には私たちに協力してくれた。
でも、代償も大きかった。
いろはちゃん達は姿を消してしまったから。
ぶつかり合う度、誰かを失うということがある。
魔法少女として何年も生きてきて、分かったこと。
だからこそ、今度は道造くんと幸せになりたい。
それが、何年先でも。
いつか笑って、生きててよかったって言うため。
道造くんは改めて指輪を差し出してくれた。
「結婚しよう、A。愛している」
返事はもちろんyesだ。
周りがそれを祝福した。
その中には、プロミスド・ブラッドのメンバーもいた。
それから数日経ったある日。私達は新たな門出に立った。
祝福するように、教会の鐘が鳴り響く。
何人かは涙している。
そして、永遠の愛を誓い合う。
魔法少女としての私を愛してくれたことが、とても嬉しかった。
魔法少女は幸せになれないって思ったから。
この先、たくさんの困難が待ち受けてるかもしれない。
でも、それ以上に幸せだ。
「大好き、道造くん。」




Fin

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作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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