気がつけば ページ17
気がつけば、私と文ちゃんはどこかの屋上に居た。
芥川によって刺されたかと思ったけど、生きていた。
どこからか、女の子の声が聞こえた。
『だから言ったでしょ?嫌なら、こんな世界壊しちゃおうよ』
『Aちゃんと、帆奈ちゃんと私で、この世界を壊すの。それで、理想の世界を作り上げるの!どう?面白い?』
そうだ、思い出した。
この声は瀬奈みことさん。
「……それが出来るならしてるんだけどねぇ……。どうも、そうはいかないみたい。手も足も出ない」
『ふーん……?魔女、動かせないの?』
みことさんに言われて気がつく。魔女を動かす。
それまで黙っていた文ちゃんが不思議そうに私を見た。
「……誰と喋ってるん?誰もおらへんがな」
「私の脳内に話しかけてきたんだよね。……みことさん、文ちゃん達にも声を聞こえるようにしてくれる?」
みことさんは文ちゃん達にも声が聞こえるようにしてくれた。
『聞こえる?私は瀬奈みこと。元魔法少女だよ。』
「ウチは文!んで、こっちがブラちゃんな。」
『うん、宜しくね。さて、本題にはいるけど……。この状況を何とかするには、Aちゃんの魔法が必要なんだよね。魔女の力を借りて、この状況を突破するの。そのまま世界を壊しちゃってもいいかもね。ふふっ』
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作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時