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…………唐揚げを揚げ終わり、
時間を見ると相方の集合時間にはまだ時間があった
一緒にご飯食べちゃおうかな、
なんて思って、出来立ての唐揚げを運んでいた時に
一本の電話がかかってきた
用件を言われ、確認する前に切られた
"18時にいつものところ集合"
時計を見つめ、17時25分過ぎを指していた
僕は、他人を待つのは好きだが、
他人を待たせる主義ではない
そうなると、今すぐ出発しないと間に合わない
思わず、ため息が零れる
紀章「どうした？」
A「相方に緊急呼び出しされたんで、
着替え次第、すぐに行きます」
紀章「作った本人が食べないの？」
A「食べたいですけど…！！！」
時間がない！！！
(気のせい)
自室に行って、洋服を俊敏に着替える
っと言っても、見た目はさほど変わらない
シンプル重視だと、どうしても同じに見えてしまう
…悩みどころだ
独りでバタバタしていると、
紀章さんが僕の名前を呼んだ
A「すみません、
不味かったですか？」
味見の確認はしなかった
不味かったのなら、今すぐ廃棄したい
下野「いや、美味しいよ」
紀章「おいで」
その言葉に素直に従うと、
目の前に出されたのは
唐揚げ
紀章「一口で、さっさと食べちゃいな」
A「いや、隣にしもんぬ先輩いるんですけど」
下野「俺、何も見てないから」
……じゃあ、
A「…いただきます」
一口サイズの唐揚げは、
ちゃんと火が通っていてお母さんの味を思い出させる
グラムを量らないのが、
僕のお母さんの料理だ
まぁ、美味しい…
紀章「頑張れ」
頭をサラッと撫でられ、
一気に気が引き締まる
単純だな、僕…
好きな人のたった一言で、
こんなに頑張ろうって思うなんて
A「行ってきます！」
「「行ってらっしゃい」」
二人に食べながら見送られ、
家を出た
家と言っても、
マンションだが………
階段を駆け下り、一息ついて集合場所に足を進めた
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えらこきゅうのはちゅうるい - 返コメありがとうございます！！ですよね！！女の子ですよね！！不躾な質問、申し訳ありませんでした……。更新、楽しみにしてます！！ (2019年7月28日 12時) (
レス) id: 651ad92b57 (このIDを非表示/違反報告)
Cross Mezza(プロフ) - えらはちゅさん» 作品をお読みいただき、ありがとうございます。質問にお答えさせていただきますと、夢主『ちゃん』(女性)です。ただ、一人称が『僕』の理由は本編では公開していません。ですが、近々更新する予定ですので、もう少々お待ちください。コメント、ありがとうございました。 (2019年7月28日 0時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
えらはちゅ - 途中まで読ませて頂きました。とても面白かったです。えと、質問なんですが、夢主ちゃんは「夢主くん」なんですか。一人称が僕なので、気になってしまいました。 (2019年7月27日 22時) (レス) id: af5b11a232 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏人(ﾀｸﾄ) | 作者ホームページ：https://twitter.com/Takuto_Se
作成日時：2019年2月9日 19時
