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どういうこと？
そうロボロに聞こうとしてやめた
振り向いた先に居たのは机に突っ伏した廃人やったから
｢インカムの…幹部用チャンネル…ハッキングされとる…もう無理…｣
ぷしゅーと音がしそうな勢いでロボロが沈んでいく
それ以上縮んだらいよいよ見えんくなるわ
｢こちらグルッペン。ゾム、客人を迎えに行ってくれ。くれぐれも手荒な真似はするなよ。他の幹部は会議室に集合。｣
インカムからノイズなしに聞こえたグルちゃんの指示は、こうなることをわかっていたかのよう。
幹部通信をハッキングしてまで来るやつなんて、1人しかいない
今まさに目の前で潰れている同僚、彼をこうした張本人だろう。まさかほんまに来るとはなぁ
｢おいロボロ！？どうなっとるん？｣
｢あーシッマ、とりあえずグルさんの指示に従ってくれ｣
煩いコネシマの声が聞こえるが、トントンが諌める。まあそらいきなり知らん奴の声して招集かかったらビックリするよなぁ。僕もここにおらんかったら通信がハッキングされたなんて思わんし、さっきの声を件のハッカーと結びつけられへん。
｢ゾムさぁん、僕も着いてってええ？｣
｢あ？なんで？｣
｢だってお客さんって、女の子っぽいやん｣
｢うわぁクズ…｣
｢トンちひどーい。僕はほら、女の子と仲良うなりやすいと思うから、な？｣
客人なんやろ？と笑うと意外にあっさり許可が出た
行きたい理由としてはもちろん下心。
スタートダッシュって大事やん？可愛ええ子やといいやなぁ
そんなこんなで正門に向かうと、門兵が困ったように小さな影を止めていた
｢お疲れさーん。その子、俺らのお客さんやから通したってくれん？｣
仕事に真面目な門兵くんは僕とゾムさんに気付くとすぐに彼女を通す
敬礼している兵には目もくれず、その子はスタスタと僕らの前に現れた
『どうも。迎えに来てくれてありがとうございます。それじゃ、会議室向かいましょうか』
そしてまた、スタスタと歩き出した
｢っちょ、おい、待てや！｣
『…？なんですか？』
｢なんでお前が先行くねん！俺が先やろ！｣
『ああ…。じゃあ、お先どうぞ』
大人しくゾムさんに道を譲った彼女は、緑のパーカーを追いかける
そしてその彼女もまた、黒のパーカーを着込みフードを被っていた
｢あ、荷物持つよ｣
『ありがとうございます』
何するつもりで来たんか知らんけど、彼女の荷物はトランク1つ
それを快く受け取った
だって、すれ違った時に見えたそのフードの下は
めっちゃ美人やったから
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亀丸(プロフ) - この小説に惚れて貴方様の前作も見てきました…テンポがよく一晩で読み切ってしまうほど面白かったです。今作はハッカーの話ということでこれまたダークな感じが見え隠れしていてとても楽しいです。今後の活動も応援しております (2019年11月7日 23時) (
レス) id: 072776d0d0 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 性癖ドストライク (2019年11月7日 0時) (レス) id: 251e5ea021 (このIDを非表示/違反報告)
遊 - めっちゃすきです！！いやもうこの小説に出たいくらい！！！(何言ってんだこいつ)もう、いや、もう！ほんとすきです！これからも頑張ってください！！！！ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 49b5a0c72b (このIDを非表示/違反報告)
ゴミ箱には夢と希望が詰まってる。 - wrwrdさんの話を漁っていて面白そうだなーと思い見ました。そしたら、おぉーすげぇとなり。メンバーの紹介文で笑いました。面白くてすきです。最新頑張ってください。 (2019年11月6日 20時) (レス) id: 569861b1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年11月4日 18時
