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｢ああもおおお！！！なんやねんこれぇぇ！！！｣
昼寝をしているとそんな叫び声が聞こえた
ああ、まだやってたんか
聞き流して寝返りをうつ
｢もーやや！！トントン！トントンどこー！｣
｢ロボロ落ち着けって、な？｣
｢じゃあ大先生もこっちやってみろや！！｣
｢いやぁ僕はも〜、お手上げですわ｣
｢トントーン！！！｣
うるさい
あいつの声量で叫び続けられると流石に寝られへん
｢なんやねん、うっさいぞロボロ｣
｢ゾムー！ゾム助けて！！｣
｢俺がそんなんできるわけないやろ｣
｢なんやロボロ、どないした｣
縋り付くような視線を跳ね除けていると、呼ばれたトントンが顔を出した
すると同じ目付きでロボロは書記長を見つめる
｢トントン！グルさん止めてや！それか俺に休暇！｣
｢うーん、どっちも無理やなぁ｣
｢こっちの方が無理やで！？見て！これ！｣
だいぶ追い詰められた様子の小さい影は、モニターによくわからん記号だらけの画面を出した
そんなん見せられても、俺もトントンもなんもわからんぞ
見かねた大先生が解説を始める
｢あのグルちゃんの一声からな？やりとりが始まったんはいいんやけど、その度に厄介なウイルス送ってきたりデータにイタズラしたりしてくるねん。データの修正は僕が手伝えんねんけど、ウイルス云々はさっぱりわからんわ｣
｢あのログでグルさんのメッセージ送んのめちゃくちゃ面倒くさいねんけど！？あとこのウイルス！これ作った奴絶対ひねくれ者や！対応が追いつかへん！｣
隣でトントンは｢ほーん、ウイルス作れたりすんねんな｣と感心してる。多分ロボロが言いたいんそことちゃうで。
数日前、グルッペンが幹部一同に告げたのは｢自国のシステムをハッキングしてきたハッカーをスカウトしている｣ということ。反対する奴もおったし、どんなやつか期待するやつもおった。
俺は…、正直興味無い。
面白いやつやったらええなぁと思うけど、ハッカーとか根暗でモヤシみたいな冴えへん男が多そうやん？知らんけど。だからあんま期待してない。
グルッペンはどうせ諦めへんから、止めるつもりもないし
システムが通常運転してくれんと内政組の仕事が俺にまで回ってきそうやから、早めに解決したらええなぁと思って部屋を出ようとした
その時、インカムから流れるノイズ
雑音と共に聞こえてきたのは、聞き慣れへん女の声
『あー。あー。聞こえますか？聞こえてたら正門まで迎えに来て欲しいんですけど』
なんとなく、口角が上がった
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亀丸(プロフ) - この小説に惚れて貴方様の前作も見てきました…テンポがよく一晩で読み切ってしまうほど面白かったです。今作はハッカーの話ということでこれまたダークな感じが見え隠れしていてとても楽しいです。今後の活動も応援しております (2019年11月7日 23時) (
レス) id: 072776d0d0 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 性癖ドストライク (2019年11月7日 0時) (レス) id: 251e5ea021 (このIDを非表示/違反報告)
遊 - めっちゃすきです！！いやもうこの小説に出たいくらい！！！(何言ってんだこいつ)もう、いや、もう！ほんとすきです！これからも頑張ってください！！！！ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 49b5a0c72b (このIDを非表示/違反報告)
ゴミ箱には夢と希望が詰まってる。 - wrwrdさんの話を漁っていて面白そうだなーと思い見ました。そしたら、おぉーすげぇとなり。メンバーの紹介文で笑いました。面白くてすきです。最新頑張ってください。 (2019年11月6日 20時) (レス) id: 569861b1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年11月4日 18時
