提案兵長と思い出す私 2 ページ6
許可…下りたんだ。
貴「よかった…… 」
あ、さっきの訊こうかな。
__あぁ、やっと引っかかってたのが
何なのか分かった……あいつか!!
あの時、リヴァイの言っていた言葉が
思い浮かんだ。
貴「…ねぇ、リヴァイ。私やハルカに今まで
色々していたのはメレナ、ってどうやって
分かったの?それに、リヴァイの部屋で紙の
意味を考えていた時、引っかかっていた事あった
みたいだけど…何が引っかかっていたの?」
リ「……対人格闘術があった日の朝、食堂で
紙を見つけたが…詳しく覚えているか?」
私は記憶を辿った。
貴「確か…朝食を摂っている時、
ハルカの足元に紙が落ちていて…… 」
リ「そう…そこが変なんだ。俺達は席に着いて
飯を食っていた。そこに最初から紙が落ちて
いたなら座る時にAかハルカが
気付くだろ?そんなもん落ちていたか?」
貴「落ちていたら、例の紙かもと思うから
気付くはず…だから、落ちてなかったね」
リ「…仮に座った後、置かれたとしても
紙はそんなに大きくない。端から見てゴミと
思われても何らおかしくない。わざわざ
落ちてるって言う訳ねぇんだよ」
言われてみれば……
私も落ちてるの見たらゴミって思うな…
リ「言われなかったら俺達は分からなかった。
それに、さっきA…例の紙かもと思うって
言ったよな?単に紙が落ちてるって言った
だけだったらお前らただ下を覗いて、違うって
言っただろう?だが教えた奴は、あえて
"ハルカの足元に"落ちてると言い、
"拾って"俺達に見えるように"見せた"。
…どういう事か分かるか?」
貴「……もしかしてハルカの足元って言葉と
紙をちゃんと見えるようにする事で、ハルカに
届く紙と連想させたって事?」
リ「そういう事だ。身近に紙が届いてたから
無意識に同じかもと思った訳だ…しかも、
そいつがわざわざ拾った。俺達はそこに
"本当に"紙が落ちていたかどうか分からねぇ」
貴「え…って事は、その人__あ! 」
リ「どうやら思い出したようだな。そうだ。
あの時、本当は落ちてなんかいなかったかもな。
落ちてると言って拾った奴は…メレナ本人だ」
そうだった。メレナだったよ…
うわ……メレナがハルカに直接渡してたなんて…
リ「…そして、拾った奴が犯人だと仮定したら
他の出来事にも辻褄が合うようになった。
そこで、メレナが犯人だと確信に変わったんだ」
貴「その、他の出来事っていうのは…?」
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暇人(プロフ) - 夢主ちゃんは譲らねぇ!作者さんありがとう。神作品作ってもらって。 (2022年12月29日 11時) (レス) @page44 id: 1636cba57e (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» もしかしたら本編でもまた出てくるかもですよ♪ (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコずっといてほしかった>< (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» 本編より多く出てますよね (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコ優しいよね^^ (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風神真優 | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/564/kazakamimayu/
作成日時:2014年9月17日 16時