リヴァイと私～2人の乱れる呼吸～part4 (ページ5)

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提案兵長と思い出す私ページ5

朝日が射し込み、目を覚ます。
私は医務室にいるんだと気付いた。

ガチャッ

リ「あ？起きたか。おはよ、A」

貴「…っ、おはよう。リヴァイ」

危ない……
もう少しで敬語を使う所だった。

リ「そうだ。メレナと話はつけてきた。
もうお前らには手出ししないとあいつが言った。
だから安心しろ ( Aが一番危険だったが
ついでに狙っていたから根源の問題を潰せば
必然的にAも安全だ) 」

貴「本当ですか! よかった…
それで、ハルカには…… 」

リ「もう言ってある。
それより…今、敬語だったぞ」

貴「え!! まだ慣れなくて… 」

リ「まあ、いいが＿＿」

チュッ

リ「…お仕置きだ」

頬に一瞬触れた。

リ「次、敬語とかになってたら…
またやるからな(ﾆﾔ」

貴「…他の人がいる時は敬語を使うからね// 」

リ「あぁ、だが約束破ったら周りに誰が
いようとも今のやるから覚悟しとけ」

貴「う// …うん」

返事をするとリヴァイは私のお腹に手を添える。

リ「すまねぇな…助けられなくて」

貴「いいよ。
リヴァイも怪我してたからしょうがないよ」

リ「…医務室の奴に訊いたら三週間くらいは
動かないでくれ、だと。傷口がまた開くかも
しれねぇからって… 」

貴「分かった。
……皆、やっぱり見舞いに来ちゃうよね」

リ「あ？…そりゃ、そうだろ。二度も同じ所に
刺さったなんて聞けば誰だって来る。まぁ
メレナは来る訳ねぇが。それがどうした？」

貴「動いても大丈夫って言われるまで
面会謝絶にしたい」

リ「…!? 何故だ？」

貴「見舞いに来たら私、皆に心配かけさせたく
ないからって元気な所を見せようと無理に体を
動かすかもしれないから…それで症状が
悪化したら……また皆に心配かけちゃう。
それだけは避けたい。ダメかなぁ？」

遠慮がちにリヴァイを見ると
少し寂しそうな表情だった。

リ「それは……俺もAに会えねぇのか？」

貴「 !! リヴァイは別だよ! リヴァイにも
会えないのは…嫌だから// 」

リ「…! そうか。
じゃあ、訊いてくるから待ってろ」

少し明るさを取り戻したリヴァイは
部屋を出ていった。

リヴァイの表情は分かりやすい…

周りから無愛想だとか聞こえた事あったけど
よく見れば分かるのになぁ。

私は刺さった所を見つめた。

もう安心していいんだ……

でも兵長は凄いなぁ…
犯人が誰か分かったんだから。

……何でメレナだって分かったのかな。

後で訊いてみよう…

ガチャ

リ「許可が下りたぞ」