教える兵長と助ける私 11 ページ25
少しして泣き声は聞こえなくなる。
貴「…落ちついた?」
ア「うん。…ごめん。少し濡れたかも… 」
体を離して見てみると、肩の服が濡れていた。
貴「大丈夫だよ」
そう言って微笑むと、申し訳なさそうな顔を
していたアルミンは少し安堵の表情だった。
サ「あのー」
ふいに声を掛けられ、顔を向けるとサシャが
お腹を押さえていた。
サ「お腹すきすぎて死にそうなので
食事を取りに行ってもいいでしょうか?」
貴「あ! 全然いいよー!! ごめんね、皆。
動けなかったよね」
ミ「…A」
ミカサに名前を呼ばれた。
……質問に答えなかったから怒ってるかな…
ミ「一緒に食べよう」
あ…大丈夫みたい。
貴「うん、食べるか!
皆と久しぶりに食べるなぁ」
このあと私は6人皆とで朝ごはんを食べた。
____
おまけ
ー食事中ー
私はミカサとエレンの間で食べていた。
エレンは私のお腹を見てから尋ねる。
エ「なぁ、A。動いていいって
言われただろうけどよ、やっぱあんまり
動かない方がいいんじゃねぇか?」
貴「ん?そうだね。なるべく私も
動かないようにしているよ」
この時、エレンがほんの少し口角を
上げていた事に私は気付かなかった。
エ「だったら…Aは動かなくていいよ。
……俺が食わせてやるから」
貴「………え?」
エレンは私の持っていたスープを取り上げ
私の口元に近付け…スプーンで中身をすくった。
エ「ほら、口開けろ」
皆、エレンの行動に驚いてこちらを見ている。
恥ずかしい…//
それでも動じないエレンを見て
しぶしぶ口を開けた。
エ「クス……はい、あーん」
貴「// あー…(パクッ 」
口に含むとエレンは…
そのスプーンをじっと見つめ、スープをまた
すくうと今度は自分の口の中に入れた。
そ、それって…間接__
エ「間接キス、だな(ニヤ 」
貴「//// 」
エレンは何したいの!?
すると隣から手が伸びてきて私のパンを掴んだ。
ミ「A…エレンの言う通り
動かなくていい。だから、はい…口開けて」
ミカサが私の口元にパンを近付ける。
…私の体の為にも動かない方がいいのかな?
徐々にそう思い始めた私は二人を止めず
なされるがまま口を開けた。
ミ「あーん」
貴「あ…(パクッ 」
ミカサは私の食べた部分のパンをかじった。
ミ「Aと間接キス// 」
頬を赤らめどこか嬉しそうなミカサ。
逆にジャンはガーン…と効果音がつく表情。
二人は兵長がいないのを
良い事に私に食べさせていた。
教える兵長と助ける私 12 ーリヴァイsideー→←教える兵長と助ける私 10
229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇人(プロフ) - 夢主ちゃんは譲らねぇ!作者さんありがとう。神作品作ってもらって。 (2022年12月29日 11時) (レス) @page44 id: 1636cba57e (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» もしかしたら本編でもまた出てくるかもですよ♪ (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコずっといてほしかった>< (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» 本編より多く出てますよね (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコ優しいよね^^ (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:風神真優 | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/564/kazakamimayu/
作成日時:2014年9月17日 16時