教える兵長と助ける私 5 ページ19
食堂にたどり着いた私は、
廊下の窓から中を覗く。
そこには、3週間前と変わらない
皆の姿があった。
よかった…皆、無事だ……!
食堂にはリヴァイ班の6人がいて、
皆で何かを話しているみたい。
でも…何を言っているのか、よく聞こえない。
ミ「…アルミン………忘れて……?」
ア「…え?」
ミ「リヴァイ………言葉」
何の話をしているんだろう?
というか、どのタイミングで入っていこう…
ア「覚えて…… 」
ミ「……自分…受け入れる……… 」
ジ「…アルミン……遅い……助けて……ありがとう」
え!?
今、ジャンが素直に"ありがとう"って言った!?
アルミンにお礼を言うって事は
もしかして、あの話?
ジ「…撃たなかっ……俺…いなかった…
お前に……感謝して……Aには…謝ろうと…… 」
やっぱりリヴァイから聞いたあの話だ!
私が出てきたけど…何で?
ミ「Aに……なら…
でも刺した……変わらない…
私は…許していない………報いを! 」
そうだ、一度目はジャンに刺されたから!
ミカサは物凄い剣幕でジャンに近付く。
慌ててジャンも席を立ち、後ろへと下がる。
ジャンが危ない!
私は急いで扉を開け、駆け寄った。
きっとミカサの事だから
"刺した事は変わらない"みたいな事を
言ったんだと思う。
二人の間に入ってミカサを見た。
貴「ミカサ、待って!! 」
そう言うとミカサは目を見開き、
他の人達はガタッと大きな音を出して立った。
あれ?
どうしてそんなに驚いて__
全「A!? 」
立ち上がった4人が一斉に私の所へ集まる。
エ「お前、動いて大丈夫なのかよ!? 」
貴「あっ! 」
驚かすつもりで、ここに来たんだった!
貴「うん。もう動いて平気だって!
驚かそうと思って来たんだけど…
ミカサとジャンの姿を見てたら忘れちゃってた」
よかった…と安堵の表情をする皆。
ミカサは近付き、私の両肩を掴んだ。
ミ「あのチビに何もされなかった!? 」
貴「え…と、チビってまさか…… 」
ミ「刈り上げ兵……リヴァイ兵長の事。
面会謝絶にしてAと二人きりだった。
正直に言って…! 精神的苦痛を与えられたとか
はっ! …性的苦痛を与えられたとか!! 」
貴「だ、大丈夫だったよ?」
さっきキスした…なんて言えない。
ミ「そう。なら、いいんだけど… 」
ジ「…っ、A…! 」
後ろを振り向くと
ジャンが真剣な眼差しで私を見ていた。
ジ「あの時…対人格闘術の時
Aに刺して……すまなかった」
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暇人(プロフ) - 夢主ちゃんは譲らねぇ!作者さんありがとう。神作品作ってもらって。 (2022年12月29日 11時) (レス) @page44 id: 1636cba57e (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» もしかしたら本編でもまた出てくるかもですよ♪ (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコずっといてほしかった>< (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» 本編より多く出てますよね (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコ優しいよね^^ (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風神真優 | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/564/kazakamimayu/
作成日時:2014年9月17日 16時