驚く兵長と言えない私 4 ページ13
私は、ある1ヵ所だけ
リヴァイに言わなかった。
チュッ…
リヴァイはケニーさんと同じ所をキスして
離れては何度も唇を当てた。
__指名手配中の
リヴァイ・アッカーマンって男を見てないか?
ケニーさんが私に尋ねた言葉。
リヴァイには…アッカーマンまで言わずに
"リヴァイって男を見てないか?"に言い換えた。
顔を離し、リヴァイは真剣な眼差しで
私を見つめる。
リ「あいつにされた事は忘れろ。そして
俺が今している事だけ覚えていろ」
そう言って今度は正面から
チュッ
私の唇と重ねた。
私が言い換えた理由は…
何だか知っていては
いけなかった様な気がしたから。
貴「んんっ…// 」
深いキス。
リ「…ん」
ゆっくり唇が離れる。
リ「口にはされていねぇだろうな?」
貴「うん// 」
リ「そうか。悪くない」
再び近付け、唇が合わさった。
フルネームは
リヴァイ・アッカーマンだった…
ミカサと同じ…
でも、おかしい。
ミカサは東洋人の最後の末裔じゃなかったっけ?
最後の一人じゃないの?
同じアッカーマンなら…リヴァイも東洋人なの?
ケニーさんとリヴァイ……
ミカサと同じ黒髪だからもしかしたら?
前にミカサのフルネームを聞いても
リヴァイの表情は変わらなかった。
私以外の皆、リヴァイのフルネームを知らない。
知っていて黙ったままミカサと接していたの?
それとも自分もアッカーマンだと知らない?
色々訊きたいけど…言えなかった。
フルネームの事もミカサ達との関係も
いつかリヴァイ本人の口から私は聞きたい。
リヴァイと口づけを交わしながら
そう心の中で思った。
貴「ぁ// …んっ! 」
……ケニーさんの事は忘れろって言ってから
リヴァイとのキスが終わらない。
何とも思ってないけど忘れるから…!//
恥ずかしくなり私はリヴァイを止めた。
リ「あ?何故…止める?」
何て言おう…
ふと一番大事な事を言うのを
忘れていた事に気が付いた。
貴「言うの忘れてたから…
もう体、動かしても大丈夫だって」
そう言って私は自分のお腹を触った。
リ「本当か!? …よかった」
ホッとしたような表情になる。
来なかった1週間、リヴァイが何をしていたのか
ずっと気になっていた私は訊ねてみた。
貴「リヴァイ…1週間
忙しかったみたいだけど何していたの?」
リ「強いて言うなら
王政を打倒していた、だな」
__え?
リヴァイは1週間の事を話してくれた。
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暇人(プロフ) - 夢主ちゃんは譲らねぇ!作者さんありがとう。神作品作ってもらって。 (2022年12月29日 11時) (レス) @page44 id: 1636cba57e (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» もしかしたら本編でもまた出てくるかもですよ♪ (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコずっといてほしかった>< (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - アルンさん» 本編より多く出てますよね (2014年11月6日 18時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
アルン(プロフ) - 風神真優さん» うん!!マルコ優しいよね^^ (2014年11月6日 18時) (レス) id: e75e72acae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風神真優 | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/564/kazakamimayu/
作成日時:2014年9月17日 16時