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No.5 The moon is beautiful ページ6

『月、綺麗だね』

「そうだな」

『ねえ、お兄ちゃん?』

「…なんだ。というか、もうその呼び名やめたらどうだ?」

『なんで?気に入ってるのに(‎シュン』

「お前はもう立派な19じゃないか。それに、正確には俺はお前の兄じゃない」

『……そっか。そうだよね……じゃあこれからは名前で呼ぶことにするよ。幼馴染みみたいなもんだと思ってるし』

「嗚呼、A、やっぱり無理してない方が綺麗だ」

『え?私、そんなに無理してた?てかそんな台詞よく言えるね//』

「いつも同じ時間に寝てるはずなのに顔色悪い」

『(むぅ)それは、』

「言い訳は遠慮しとく(何だこの可愛い生き物…また守りたいものが1つ増えたな)」

『ねぇ、リヴァイ?』

「なんだ?」

『私たち、やっていけるのかね。これから壁の外に出て、巨人と戦うって言うのに』

「やってけるだろ、いつもやってるだろ。ほんとそういうとこ心配性だよな」

『命がかかってるのに?』

「嗚呼。俺たちなら、いつもなんでもこなしてきただろ?だから心配すんな」

まあ。確かに

そう……だ…ね



___イザベル&ファーラン


「「(入るの気まずい……)」」

「今日は帰るか」

「だな」









気づいたら寝てしまっていたようだ。

「はあ。全くお前って奴はホント懲りないよな」

そんな言葉を聞くのは風だけだった。

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作者名:ユイト | 作成日時:2018年11月7日 1時

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