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……SIDE IS エレン……
何だ、アイツ・・・ちょっとオトナな反応しやがった。
おもしろくねぇな。
「それぞれ、色々考えちゃうよね。でも、あたしから見ててもみんなは優秀だよ。どこででも絶対活躍できる。自信もって選んで。どこに行っても、応援してる」
ア「Aさん・・・」
解散式前にそう言われると、すげぇ切ない。
しんとしたところを見ると、みんなも同じような思いなんだろう。
ユ「せっかくだから、聞いてもいいか?」
「なに?ユミル」
ユ「あの水着だけど、兵長は何回あのひもをしゅるるってしたんだ」
男・全「・・・・・・!!」
ク「ユッ、ユミル!!」
しゅ・・・、
しゅ・・・、
しゅるる・・・
「何がせっかくなのか全然わかんないんだけど」
Aさんが動揺をおさえて苦笑いしている。
そりゃそうだよな。
ユ「女子部屋に堂々と干してあったじゃんか、別に照れることでもないだろ、兵長さんとはそういう仲だってみんな知ってるんだし」
「そういう問題じゃない」
ユ「じゃあ3択な」
「なんでッ?」
ユ「1番1回、2番5回くらい、3番もう数えきれない、ハイどれ!」
えっ
あっ
悪乗りするユミルに便乗して、皆が照れつつ静かに手で番号を示しだした。
おいおい・・・
ったく・・・
じゃあおれも一応、2番・・・
お、2番と3番が多いな・・・
ユ「皆にここまでさせといて正解お預けって訳にはいかねぇよなぁ?さ、
「自由だなぁ」
Aさんがそう言った時、
ハ「なぁにぃ〜!!それ〜ッ!!」
デカい声が飛んできた。
ハ「なんかすっごくおもしろそうなことしてるよねぇ!何なの、その手!みんなの2とか3とかにしてる手ッ!!」
ハンジさんが凄い勢いで走ってきて、いつものテンションでおれたちに話しかける。
ハ「あれ!?なんでAだけ手出してないの!?」
「えっとね・・・」
Aさんが頭を抱える。
ユ「兵長が何回Aさんの水着をほどいたか、です」
ハ「あ〜そういうことね!リヴァイのことだからなぁ〜何回かなぁ〜?A、正解は?」
少し顔を赤らめて、Aさんは人差し指1本だけを立てた。
ハ「嘘でしょお〜?!あのリヴァイが?!たったの1回だけ?!」
「ハンジ!声が大きいよ!」
Aさんがあわわ、という顔で見ている視線の先に・・・
全「・・・・・・(ヒィ)!!」
リヴァイ兵長がいた。
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作者名:ico | 作成日時:2018年1月21日 8時