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……SIDE IS リヴァイ……
何度もキスを交わし、オレたちは互いを欲した。
リ「お前が傷つくのを、これ以上許す訳にはいかねぇ」
もう誰にもコイツを傷つけさせねぇ。
「リヴァイ･･･あたし･･･絶対に未来を勝ち取るから･･･」
Aはいつも未来を見ている。
何度コイツから未来という言葉を聞いているのか分からない。
Aはとにかく前に進むことだけを考えている。
後ろを振り向き悲しみにくれた孤独を眺めるくらいなら、そいつを踏み台にして這ってでも進む･･･
そうやってマーレから自由のために這いつくばってここまで来た。
それがA･･･
あっぱれな女だ。
だから美しい。
それだけは、お前を初めて見たときから寸分の狂いもなく変わってねぇ。
初めて会ったときに居心地が悪く感じたのは、お前から
さして遠い過去のことでもないが、妙に懐かしく思える。
オレはAの髪をゆっくりと撫でた。
こんな気持ちで女を撫でるなど･･･
オレは･･･
リ「どうかしちまってる」
「え･･･？」
リ「お前を見てると･･･」
説明のつかない気持ちなどないと思っていた。
だが、説明など必要ない気持ちがあることに、オレは気づかされた･･･
「あたしもきっと、どうかしてる･･･」
そう言ってAが唇を重ねてきた。
もう何も遠慮などしねぇ･･･
思い切り抱きたい。
これまでの分も･･･
リ「今日はお上品にはいかねぇと思え･･･」
「･･･お上品･･･？」
リ「取り扱い注意のタグはもう必要ねぇんだろ。今まで我慢してた分、きっちり元を取らせてもらう」
「リヴァイ･･･」
大胆に自分からキスしてきておいて、Aはオレの言葉を聞いて顔を赤らめた。
「でも･･･いっぱい･･･愛されたい･･･」
リ「心配するな、注文以上のものをやる」
オレたちはそのあとの言葉をそれぞれの瞳にしまい込み、時間を忘れて夢中で愛し合った。
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作者名：ico | 作成日時：2018年1月21日 8時
