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……SIDE IS リヴァイ……
Aから聞くイルゼの話は、まったくの予想外だった。
Aが3年前にここで過ごしていた日々のことを、こいつから話してくること以外はオレはこれまで聞かなかった。
オレたちには時間がない･･･
どこかで、オレはいつもそう考え過ごしていた。
目の前のAを、今この瞬間のAを抱きしめていたかった。
壁外へ行き、オレが巨人を削ぐのに夢中になっている間は、こいつを守る
壁の外じゃ、全員がてめぇの命を守んのに必死だ。
誰かを助けるのは、自分が絶命の危機にないと判断できる余裕があるときだけだ。
だが、そんな余裕は大概の人間にはない。
しかもこいつは･･･身体ん中にいつ起爆装置のスイッチが入るかわからねぇ爆弾を抱えてやがる。
正直言って･･･いつ死ぬかわかったもんじゃねぇ。
そう考えてもおかしくはない。
大げさな考えだと、何度か思った･･･だが･･･
オレは、エルヴィンが3年前にこいつを解雇したことが、すべてを物語っている気がしていた。
ヤツが婚約者を亡くしたショックがあったにせよ、Aが壁外で死ぬかもしれない現実を、あらゆる考えの中で分析するだけの冷静さはあったはずだ。
その結果、Aを退団させた。
それは、Aの身体の中の爆弾が楽観できないものとヤツが判断したからだ･･･
その考えは、オレの中にずっとあった。
今、Aがここにいるのは、自分の意志とマルレーンの遺志を貫く強い覚悟をエルヴィンが特認したから、それだけだ。
こいつの身体が変わったわけじゃない。
むしろ3年前より体力も筋力も落ち、持久力にいたってはオレの予想以上に頼りないものだった。
だから･･･訓練の中でオレは容赦しなかった。
誰よりも厳しく見た。
Aが強くなるなら、おれはこいつに恨まれることがあっても何てことねぇ。
死ぬな･･･
そいつを口にすれば、Aが消えてしまいそうな気がした。
そんな野暮な言葉はAの命の奥底には届かねぇ。
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ico(プロフ) - さらさん» ありがとう〜！リヴァイのこと褒められると本当に嬉しいです！見守って頂けるお気持ちに胸アツです、頑張ります！ (2017年11月18日 10時) (
レス) id: 149a9e94bd (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編おめでとう！早速読みました！リヴァイ本当に格好いいです！頑張って下さい！これからも応援します！ (2017年11月17日 21時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月16日 23時
