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『オレといると、また色んなことに集中できなくなる、そういうことか』
リヴァイのその言葉に含まれた『また』を思い出すと、今も鼓動が反応する。
2日前の晩、あたしは水泳の訓練に行くとリヴァイに声をかけた。
リヴァイは書類の束を持ち、ランプと薪を馬に乗せて一緒に湖へ来た。
いつものように、あたしはまとってきた分厚いマントを馬にかけ、焚き火を用意してから水中へと入った。
少し水温が冷たく感じるな･･･あ、今日曇りだったからか。
そう思ったのを覚えている。
曇りの日は、太陽が水を温める温度がどうしても低くなる。
ザバッ･････カシャ。
まず1往復。
夜の水泳訓練のときは、あたしは湖畔に置いたカウンターを自分で押す。
あたしの監視をしながら、自分の仕事もやらなきゃいけないのにそこまで甘えるわけにはいかないとリヴァイに言い、カウンターは自分で管理するようにした。
しばらく泳いでいると、ふいに背中がほんの少し、急に軽くなった気がした。
「･･･？」
気になりながら泳いでいると、あたしの目の前で水着のひもが水中でふわりと踊った。
え･･････っ
「･･･ぁわっ」
思わず泳ぐのを止め、背中に手を回す。
うぁ･･･ほどけてる･･･
さいわい、それに気づいたのはリヴァイのいる湖畔とは反対側の対岸近くだった。
急いでくくり直さなきゃ。
あたしは身体が冷えないように、湖岸の浅い水中に浸かったまま、ひもの両端を手探りで探す。
この暗さでは、自分の目は使い物にならない。
水中で揺れるひもを、背中に手を回した状態でくくるのは意外と難しい。
指先がなぜかうまく動かない。
リ「Aーッ、どうした！」
わ、やば。
いつもより戻りの遅いあたしに気づいて、リヴァイが対岸からこちらへやってくるのが見えた。
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ico(プロフ) - さらさん» ありがとう〜！リヴァイのこと褒められると本当に嬉しいです！見守って頂けるお気持ちに胸アツです、頑張ります！ (2017年11月18日 10時) (
レス) id: 149a9e94bd (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編おめでとう！早速読みました！リヴァイ本当に格好いいです！頑張って下さい！これからも応援します！ (2017年11月17日 21時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月16日 23時
