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*



ミケは、あたしをかいだあと、少し首をかしげた。



・・・・・?

なんのリアクションなんだろうこれ・・・



「あのぉ・・・」



ミケはあたしが話しかけるのを無視して、リヴァイのベッドのほうへ向かう。



リ「なんだ」



リヴァイも理解に苦しんでいる様子で、ミケに声をかける。


ミケはリヴァイのベッドをくんくんとかいでからこちらへ戻り、あたしとリヴァイを見て顔を赤らめた。



「・・・・・・・え!? 多分なんか勘違いしてると思うんだけど」

リ「ミケ。残念だがそれはまだだ」

「ちょ・・・っ、リヴァイ・・・!」

ミ「・・・・・!!」



ミケはショックを受けたように手を口元へ当てた。


リヴァイの発言もおかしいしミケのリアクションもどうなの!?


ホントなんか喋れよ・・・!



「あのぉ・・・、いいですか?あたし、リヴァイの班に所属することになったAです。よろしくお願いします」



ミケに挨拶の言葉をかけると、



ミ「わかった」



と彼は一言だけ答えた。



リ「次の壁外調査にこいつを連れて行く」



リヴァイにそう伝えられたミケがチラッとあたしを見て、フンと鼻で笑った。


なにそれ。

変な人だな。



でも、リヴァイがさっきこの兵団内で唯一強いと思うって言ってたな・・・

たぶん、すごい人なんだろう、壁外では。



リ「喘息の持病を持っているが、強さは一定の条件がそろった時なら、ミケ、お前を超えるかもしれねぇな」



リヴァイがそう言った瞬間、ミケの顔つきが変わった。


さっきまであたしを見下すようにしていた目が、対等に扱おうとする眼光を宿したように思えた。


なんかわかんないけど、ミケってつかみどころがなくてコワイ・・・



「あ、そろそろ屋外訓練始まるかも。あたし、行くね」



早くこの場から離れたくて、あたしはリヴァイとミケにそう言いながら、扉へ手をかけた。



リ「きっちり訓練して来い」

「はぁい」



2人を残し、あたしは部屋を出た。





*

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ico(プロフ) - さらさん» ありがとう〜!リヴァイのこと褒められると本当に嬉しいです!見守って頂けるお気持ちに胸アツです、頑張ります! (2017年11月18日 10時) (レス) id: 149a9e94bd (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編おめでとう!早速読みました!リヴァイ本当に格好いいです!頑張って下さい!これからも応援します! (2017年11月17日 21時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ico | 作成日時:2017年11月16日 23時

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