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*
･･･････あ･･･
人類最強の名を誇るリヴァイからは想像もできないほど、やわらかく、優しい抱擁･･･
毛布にくるまれるようなぬくもりと安堵にあたしは少し驚きながら、手をリヴァイの背中へ回し、優しさで包み返すようにそっと小さくギュ、と力を込めた。
ふぅぅぅ･････
リヴァイの深い吐息。
リ「お前に･･･」
「え･･･？」
リ「オレはお前に死ぬなとは言わねぇ」
リヴァイ････
リ「自分で自分を殺したヤツだけが、自分の死ぬタイミングを自分で決められる。つまり生きる戦いの舞台から降りない限り、死ぬタイミングなど誰にもわからねぇ」
あたしを抱きしめたまま、リヴァイは静かに続ける。
リ「お前に死ぬなと言ったところで、タイミングが来てしまえば死ぬときは死ぬ。それはオレにしろ、エルヴィンにしろ、ハンジにしろ･･･誰も彼も同じだ」
そう･･･どこで生きようと、どんな風に生きようと、それは誰しもに言えること･･･
ただ、ここは少し特別に、そのタイミングが早まる可能性が高くなる場所･･･
リ「お前にはその舞台から降りることなど決してしない、その強さがある。それだけは忘れるな」
「･･･うん」
うん･･･忘れないよ。
生きる戦いを諦めない。
リヴァイがいれば、あたしはそれを迷わない。
あたしはリヴァイを抱きしめる手に力を込めた。
コンコンコン
その時、リヴァイの部屋のドアを誰かがノックした。
リ「チッ･･･」
舌打ちをしてあたしを離すと、リヴァイは自分の作業机のほうへ向かいながら返事を返した。
リ「入れ」
ｶﾞﾁｬ
ノサ････
そんな音が聞こえそうな大男が、ドアの間口を窮屈そうにして部屋に入ってきた。
でかッ････
リ「A、調査兵団のもう1人の分隊長、ミケだ」
ミ「･･･････････」
喋らないんだ。
リ「この通り
･･････？
リヴァイのほうを見ているあたしの背後に、妙な気配を感じてゆっくりと振り返ると、ミケの顔があたしの首元まで接近していた。
「････ぅあっ！」
驚いて瞬間的にミケから離れる。
リ「こいつは嗅覚が人より発達しすぎて、出会う人間の匂いをかがねぇと気が済まねぇんだと。許してやってくれ」
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ico(プロフ) - さらさん» ありがとう〜！リヴァイのこと褒められると本当に嬉しいです！見守って頂けるお気持ちに胸アツです、頑張ります！ (2017年11月18日 10時) (
レス) id: 149a9e94bd (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編おめでとう！早速読みました！リヴァイ本当に格好いいです！頑張って下さい！これからも応援します！ (2017年11月17日 21時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月16日 23時
