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*
……SIDE IS エレン……
ア「少しは･･･落ちついた？」
エ「･･･あぁ･･」
宿舎の医務室に運ばれ、おれはドクターから手当てを受けた。
寝かされたベッドの横に、アルミンが付き添ってくれている。
ア「エレン･･･何があったの･･･？」
丸椅子に腰掛け、アルミンが遠慮がちに聞く。
メモ用紙を持った手が見えるが、メモを取ろうとする気配はない。
ア「こんなこと聞くのは
エ「あぁ････」
アルミンが聞こうとしているのは、女型がおれたちのところへ現れた時の話だ･･･
女型が現れてリヴァイ班を全滅させ、巨人化したおれが女型と戦ったところまでの話･･･
正直、思い出すと胸がえぐられる･･･
おれはあの時、選択を間違えた。
『私達のことがそんなに信じられないの？』
ペトラさんに何と言われようが、あとで嫌われようが、おれは自分を信じるべきだった。
エ「最初から、おれが巨人になって戦っていれば･･･」
ア「･･･気持ちが整理できないのはわかるけど、エレン、できれば初めから話してくれない？」
エ「･･･････あれは･･突然だった」
そう･･･
ヤツは突然現れた。
おれたちに判断をさせる時間を与えなかったんだ。
エ「グンタさんがどこからか上がった信煙弾に、信煙弾を返した･･･それから間もなく、グンタさんがやられた」
グンタさんがやられて、おれたちはひどく動揺した。
エ「それから･･･ヤツが巨人化して現れた。おれは本部へ向かえと命じられた」
あの時だ･･･
あの時にもっと･･･
ア「それで･･･そのあとどうしたの･･･？」
エ「一緒に戦うと言っても、おれの力はリスクが多すぎると却下された。それが最善策だと･･･」
『何だてめぇ！俺達の腕を疑ってんのか！？』
オルオさん･･･
『そうなのエレン？私達のことが･･･そんなに信じられないの？』
ペトラさん････
信じて欲しいと、心から言われていると思った。
でも･･･あれはきっとおれを守るための、大義名分だった。
おれの心が弱いことを、あの人たちは見抜いてた。
だから･･･おれが拒否できない言葉も、ちゃんと分かってたんだ･････ッ
エ「おれは自分を信じることが出来ずに･･･彼らを見殺しにした」
ア「エレン･･･」
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ico(プロフ) - カレンさん» 嬉しいご感想ありがとうございます！励みを頂き力が湧きます！頑張ります！ (2018年6月20日 15時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - とっても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2018年6月17日 23時) (レス) id: 5dabf5f2d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年6月9日 14時
