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*
……SIDE IS リヴァイ……
街を抜けてだいぶ走ったが･･･
煙弾があちこちにあがっているのが見える。
巨人を避けながら進むこの陣形でも、全ての巨人を避けられる訳じゃねぇ。
オレたちがこのまま巨大樹の森まで突っ走るためには、索敵と伝達がしっかり機能することが第一条件だ。
ﾊﾟｶﾗｯ、ﾊﾟｶﾗｯ･････
右手から、兵士が1人近づいてきた。
兵「報告します！口頭伝達です！」
口頭･･･何か起きたか･････
兵「右翼索敵、壊滅的打撃！索敵機能せず！以上の伝達を、左に回してください！」
チッ･･･
リ「聞いたかペトラ。行け！」
ペ「ハイッ」
ペトラを伝達に出し、オレは緑の煙弾の上がる方向を見ながら馬を走らせる。
その時、
ﾊﾟｼｭｩｩｩｩッ･････
右手の木々の合間から、黒の煙弾が上がるのが見えた。
黒･･･
奇行種･････
『ヤツら』か･･･？
エ「奇行種が････？」
リ「エレン。お前が打て」
後ろでエレンがの声が聞こえ、オレは指示を出した。
エ「ぁ･･ッ、ハイ！」
なんてザマだ･･･
リ「やけに陣形の深くまで侵入させちまったな」
オレは1人つぶやいた。
そろそろ兵たちの疑問も湧いてくる頃だろう。
ここまで陣形を乱されりゃ、普通なら撤退の命令が出る。
だが、エルヴィンから撤退の命令は出ない。
オレたちだけが知る作戦の中に、そのプランはないからだ。
南へ進むはずの進路は東―巨大樹の森―へと向かったまま･･･
どれだけの兵士が疑問をいだきながら死んで行くのか･･･
そう考えると胃の中が熱くなる。
クソ･･･ッ･･･
犬死にはさせねぇ。
命を捧げた兵士たちが築いてきた
その上にあるべきは、人類が自由を勝ち取る姿だ･･･
知性を持っていようがいまいが、オレは巨人という巨人をブッた斬る。
それだけだ。
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ico(プロフ) - カレンさん» 嬉しいご感想ありがとうございます！励みを頂き力が湧きます！頑張ります！ (2018年6月20日 15時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - とっても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2018年6月17日 23時) (レス) id: 5dabf5f2d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年6月9日 14時
