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*

……SIDE IS エレン……



すげぇ・・・・




おれはただただ、驚いていた。


そして、調査兵団の凄さを実感していた。





グ「どうだエレン!! 見たか!! あの巨人を捕らえたんだぞ!!」

オ「これが調査兵団の力だ!! 舐めてんじゃねぇぞこのバカ!! どうだ!? わかったか!?」

エ「はい!!」




おれは巨人を捕らえた瞬間、後ろを振り向きながら、リヴァイ班のメンバーの言葉を聞いて心が(おど)った。



人類の力は・・・・調査兵団の力は、凄いんだ・・・




勝てる・・・

おれが巨人にならなくとも、こんなに凄いことができるなら・・・







あくまでもおれの巨人化は、切り札だ。



『巨人化するのは、命の危険を感じた時だけ。約束して』



ペトラさんが訓練の時に言っていたのを思い出す。






さっき巨人に追われていた時、おれは一度巨人化を考えて手を噛もうとした。

でも、

『信じて・・・』

悲しげに揺れるペトラさんの瞳の中に、おれは「信頼」を預けた。




それで良かったんだ。

それが、正しい選択だった・・・







エ「兵長から合図があるまで、この辺りで待機する」



エルドさんが指示を出し、おれたちは馬から降りて少し離れた木の上へ移動した。




兵長は、巨人を捕らえたポイントを駆け抜けた瞬間、

『少し進んだ所で馬を繋いだら立体機動に移れ。オレとは一旦別行動だ。班の指揮はエルドに任せる。適切な距離であの巨人からエレンを隠せ』

そう言って団長らのほうへと行ってしまった。






あの様子からしてリヴァイ兵長は、この状況を理解していたようだった・・・

団長らと何か、共有していた情報があったってことか?




それなら・・・





エ「相手が知性のある巨人だと教えてくれていれば、死なずに済んだ兵もいたんじゃ・・・」




おれは考えながら、いつの間にかそうつぶやいていた。



オルオさんと目が合い、おれは聞いてみる。




エ「先輩方にも、知らされてなかったってことですよね・・・」

オ「うるせーな」



図星かよ。



グ「そう認めざるを得ないとしても、それなりの人数が事前に関わっていないとあの罠は成功していないはずだ」




確かに。

グンタさんの言うことは納得がいく。




グ「計画を知らされた兵はおそらく・・・5年前から生き残ってる兵員に限るんだろう」

エ「え?どういうことですか」




*

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ico(プロフ) - カレンさん» 嬉しいご感想ありがとうございます!励みを頂き力が湧きます!頑張ります! (2018年6月20日 15時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - とっても面白いです!これからも頑張って下さい! (2018年6月17日 23時) (レス) id: 5dabf5f2d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ico | 作成日時:2018年6月9日 14時

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