Let me down -堕としてみせる- １ (ページ19)

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★19、地下ページ19

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「えーっと…」

・

あれから数日。

私は昔の潤との

出来事が頭から離れなくなっていた。

そして今。

あたしは…

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「あった…ここだ」

・

メールに書かれていた

住所。

話しがしたかったらここにこい。

そう言い残して

去った潤。

潤は前からだけど

ずるいよね。

本当に。

・

「すみませーん…」

・

潤が送って来た場所は

地下にあるＢＡＲ。

なんとも言えない雰囲気のお店。

しかも看板は出てない。

隠れ家的な感じなのかな？

・

「いらっしゃい」

「あ、あの…」

「あっ潤の知り合い？」

「え？あっはい…」

「潤なら奥だよ」

・

オーナーさんなのかな？

指差された先には

１つのドア。

そのドアにゆっくりと

手をかけて…

・

「うわっ」

「おせぇよ」

「ちょっ」

「早く中入れ」

・

あけようとした

ドアが急に開いた。

良かった…

こっちに開いてこなくて。

・

「潤！ここって…」

「秘密の場所」

「でしょうね」

「看板も何もないからな」

「そうだね…」

「で、何しに？」

「何って…」

「旦那は」

「今日は仕事が遅いから」

「ふーん」

「そ、そういう潤こそ！
彼女は…」

「あー…愛矢ね…」

「彼女がいるのに
私なんかにうつつ
ぬかしてちゃ駄目なんじゃ…」

「最近わかんないんだよね」

「どういうこと？」

「んー？本当の愛って
なんだろうって」

「本当の愛？」

「そ。Aと一緒に
居た時間ってすげぇ短かったけど
1番落ち着いてた」

「でもその恋は
もう終わったの。
今は別々の道を…」

「本気で思ってる？」

「え？」

「本気でもう終わった。
関係ないって思ってる？」

「何でそんなこと聞くの？」

「じゃなきゃ
ここには来ないでしょ」

・

潤の言うとおりかも…