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★02、思い出 ページ2
・
「終わったー…」
・
仕事が終わるのなんて
毎回0時を回る。
・
「お疲れ様でしたー」
・
電車通勤の私は
毎回終電ギリギリに
なることも多々ある。
今日も終電ギリギリ。
・
「はぁ…」
・
ホームで
最終列車を待つときに
ふと思い出した彼の姿。
何であんなに広い園内で
ピンポイントで
会うことに…
・
「偶然にもほどがある…」
・
私には
将来を決めた人がいる。
そして彼が一緒に
居た人も将来を
決めた人だろう。
左手に光っていた
指輪がそれを
物語っていた。
・
「懐かしいな…」
・
以前、彼の専属スタイリストを
していたころが
懐かしい。
もう何年も前の話しで
私がスタイリストを
辞めた理由。
それは…
・
「あの時は好きだったな…」
・
絶対に駄目だと言われていた
恋心。
私はそれを
彼にいだいてしまった。
・
「もう関係ないけどね」
・
ホームへと
滑り込む電車に
私は乗り込む。
何も気にも留めなった
今日という日が
これからの
私の人生を狂わせて
いくことになるなんてね。
・
「今、電車乗ったよ。っと…」
・
いつものように
家で待つ未来の旦那さんに
メールを送った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：mimi×＊- mie -＊ | 作成日時：2012年5月15日 19時
