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第11話〜洞窟〜 ページ14

珱sibe

「ふぅ……」

あれから何時間探しただろうか。

何時間、といっても、私達吸血鬼には短過ぎるのだが。

こんなペースだと、気付いた頃には何十年も経っていた、なんて事になりそうな気がする。

空には既に月は沈み、太陽が登り始めていた。

私はぼーっとしていた脳内を慌てて起こすと、洞窟を探し、見つけるとその中に入った。





洞窟の中は思ったより広く、暗かった。

広くて、暗い洞窟。

それは、昔に、私が仲間達と過ごした洞窟だ。

そう思うと、この洞窟が昔暮らしていた洞窟に見えて来る。

良く見ると隅の方に毛布らしき物や、




注射器が落ちていた。


「あぁ……ぁ、」

頭の中がパニックになって、痛くなる。


落ち着け、落ち着け、私。

私は深く深呼吸をした。

あの思い出は、今の私には関係ない。




しばらくここで夜になるまで待とう。

洞窟の奥に進む。

一歩前に進む度に、私の足音が洞窟中に反響する。

こんなに大きな洞窟なのだから、他の吸血鬼族や狼月族がいてもおかしくない。

そう思い用心しながら、ゆっくりと更に奥へと進む。




にしても、静かだ。

私の足音以外聞こえない。

目を凝らすが、見えるのは暗闇ばかり。

でも、油断は出来ない。

吸血鬼族と狼月族は、暗闇に身を隠すのが上手いのだ。


いつ襲われるか分からない。




それに、こうやって歩く以外にする事なんて無いし。

あの少年は今、どうしているのだろうか。

洞窟で、一人で過ごしているのか、

それとも、

数少ない、仲間と共に、仲良く過ごしているのか



いや、もしかしたら、







私を、探していたりして……





「ふぁあ〜」

すると急激にあれから一睡もしていなかったからなのか、睡魔が襲って来た。


私は周囲を見渡し、十分に警戒しながら、岩に腰を掛け、眠りについた。









すぐ側まで、何かが迫って来ているのにも気付かず。

第12話〜助けられた?〜→←第10話〜有名な魔術師〜



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ロリコンサンダー - ロリンズさん» ありがとうございます!お互い忙しくてなかなか更新出来ませんが、更新されるまで僕達2人の小説を読んで待っていてください!! (5月8日 21時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)
ロリンズ - ロリコンサンダーさん、莉愛さん、面白いです!流石ですね! (5月2日 19時) (レス) id: 4efbbddfc3 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコンサンダー - 遅くなって申し訳ございません!お詫びに今まで以上に文才をフル活用して頑張りました!これから僕の更新が遅れてしまうかも知れません!申し訳ございませぇん!! (4月14日 1時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 此所で宣伝するけど募集企画作ったんでやってくれるとめっちゃ嬉しいです! (2月24日 9時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコンサンダー - シソのさん» えへへ…///照れるなぁ…///ありがとうございます!これからも頑張ります!(莉愛ちゃん上手なんだから胸張って!) (2月13日 16時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉愛&ロリコンサンダー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年12月29日 11時

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