第22話〜安心感?〜 ページ25
颯天sibe
今日も何時ものように外に行く
実秋ちゃんの所を1週間に1度行く。僕は楽しみで仕方ない
僕は怪しまれないように1週間に1度にした
お父様はそれだと怒って来ないので良かった
森を抜けたら海がとても美しく見える
そりゃそうだ、僕は森にしか居たことがなかったからね
『あっ!颯天君!今日もお話ししよう!』
彼女が大きく手を振り、呼んでいる
僕は彼女の隣に腰掛けた
『そうだね。何を話すの?』
何時ものように雑談だと思っていたが、現実は甘くなかった
『んーとね!颯天君の暮らしとか聞いてみたいんだ!私は言ったからね?』
僕の暮らし?それを言っちゃうと絶対に嫌われる。
いくら優しい実秋ちゃんでも僕の事を嫌うよ
『それを言うと嫌いになると思うから無理だね。ごめん』
平常心で言えた…良かった……
心の中ではとても恐怖心があってそれが出ないか心配だった
でも彼女は僕に予想外の言葉を発した
『大丈夫!私は絶対に言わないし、嫌いにならないから!それを破ったら絶交しても良いから!それぐらい私に覚悟があるの!』
…えっ?僕を嫌わないの?良いの?
そう思うととてつもなく安心感がある
安心感が違う意味とは知らなかった
真剣な眼を見て僕は安心してポツリ、ポツリ話していった
『あのね。僕は生まれてからすぐに空を飛べたり、植物を操ったりするのが出来たんだ』
その時はお父様良く褒めて下さったんだ。嬉しかった
何時からか褒めて暮れなくなった。褒めて欲しいからスッゴく努力したっけ
『それで皆からは"天才"と呼ばれていた。それまでは良かったんだ』
実秋ちゃんは無言で頷いている。続けてと言っている感じがある
僕は後戻りしないから。実秋ちゃんにはきちんと言う
『でもいつの間にか僕に冷たい言葉を言ってきたんだ……例えば"そんなので勉強してるの?努力してるの?"とかだね』
実秋ちゃんはビックリしたみたいで目を丸くしている。それはそうだよね
大丈夫。大丈夫だから。実秋ちゃんは言ったから
『それでも努力をした。したのに子供達は僕をいじめて、大人達は冷たく尖ったような言葉。認めてくれるお母様は1年前に亡くなったんだ。』
僕との約束を破らないから大丈夫。問題ないよ
信じているからね
『だけど努力を辞めなかった。認めてくれると思ったから。でももう疲れて抜け出したんだ。それが此所なんだ』
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ロリコンサンダー(仮) - うらみん PC垢さん» すみません!携帯とか成績とか精神が壊れていたせいで、更新が止まってしまい申し訳ございません。 (2019年11月25日 17時) (レス) id: 726db12174 (このIDを非表示/違反報告)
うらみん PC垢 - 更新楽しみに待ってます (2019年10月25日 20時) (レス) id: 57acaff2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコンサンダー - アエルさん» ありがとうございます……わ、わたしも……ポッ←すみませんwそういって頂けて嬉しいです! (2019年9月12日 18時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコンサンダー - しーずんぺろ子さん» そっ、それなぁ!?あ、ありがとうございます………(照) (2019年9月12日 18時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)
ロリコンサンダー - べのむさん» え、えええええええええぇぇええええ!?!?!?!?ありがとうございますぅううう??? (2019年9月12日 18時) (レス) id: 6a276d2734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉愛&ロリコンサンダー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2018年12月29日 11時