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『…はぁ。』
今は、視聴覚室で映画を観ているのだが内容が一向に頭に入ってこない。
さっきの出来事が頭にこびり付いていて映画所では無い。
顔が熱い。
凪以外の男の人と抱き着くなんてこと今まで家族以外なんてないし…。
いやいやいやビックリしただけ。
不可抗力だし？そもそも興味もない。
ビックリして顔が熱いだけとAは自分に言い聞かせた。
さっきは助かったけど…そもそもアイツが私に絡まなければ私は平穏な毎日を過ごせてた訳だから…やっぱりアイツのせいじゃない！！
…まぁ容姿端麗で御影コーポレーションの息子ともなればモテるのは分かるけど…。みんな目を覚ましなさいよ、あれよアレ！！超自分勝手な王様じゃないっ！！
玲王のさっき言いかけた言葉を思い出した。
｢関係あるっ！！だって俺は…｣
アイツ…なんて言おうとしたんだろう。
もんもんと考えていると集中しなければと思い映像の方を見るとだいぶ話が進んでいた。
｢はい。じゃあ、ここまで！！次回の授業で後半見るから…あっあと次回に感想文も出してもらうから今日見た所忘れないようにね〜｣
｢｢えぇー！！！｣｣
クラスが感想文と聞くとブーイングの嵐だったが先生はニコニコしながら教室から出て行った。
『…終わった。』
感想文とか聞いてないよ…。
｢A、大丈夫？｣
『有紗〜…全然大丈夫じゃない』
｢なんかずっと百面相してたね。…この作品1年生の時も見たけど原作通りの映画だから多分図書室に原作の本あるよ。｣
『本当！?』
｢うん。｣
『よしっこれでどうにかなる！！』
よかった〜と思えば凪が起きてたので珍しいこともあるんだなぁなんて思えばちらっと凪を見た。
｢何？｣
『いや、起きてるの珍しいなぁ〜と思って』
｢起きてたけど、隠密パンしてゲームしてただけだから映画は観てない！｣
ドヤっとした顔をしている相手を見てAは頭を抱えた。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
