この日をもって私は命を堕とします「D.Gray-man」 (ページ7)

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任務開始　６夜② ページ7

…………で。どういうことなんですか。

「さて時間がないので粗筋を聞いたらすぐ出発して。詳しい内容は今渡す資料を生きながら読むように。ちなみにAちゃんは先に行ってるから。」
｢｢！｣｣
「ふたりコンビで行ってもらうよ」

ゲッ

「え、何ナニ？もう仲悪くなったのキミら？」
「でもワガママは聞かないよ」
「南イタリアで発見されたイノセンスがアクマに奪われるかもしれない。早急に敵を破壊しイノセンスを保護してくれ。」

もぞもぞ

「ティムキャンピー！どこ行ってたんだお前」
「ティムキャンピーには映像記録機能があってね。キミの過去を少し見せてもらったよ」
「いってらっしゃい」
「行ってきます」

同時刻南イタリアマテールの地。

ヒュオォオオォォォォ

ゾクッ

なんだ…。この冷たい感触は…………?

探索部隊の人たちは…？

「ちっ、トマの無線が通じなかったんで急いでみたが…」
「“殺られたな”」
「……………っ」
「おいお前始まる前に言っとく。お前が敵に殺されそうになっても任務遂行の邪魔だと判断したら俺はお前を見殺しにするぜ」

例え、それがあの女でもな。

「戦争に犠牲は当然だからな。変な仲間意識持つなよ」
「嫌な言い方」

ドンッ

「どんどん撃ってー」

シュウウゥゥゥゥゥ

｢｢!?｣｣

A!?

「ハァッハアッ…。うっ、…くそっ。もう少し、もう少しだ。持て。柊…」

キイィィィィッ

「装置ごと結界に閉じ込めるなんて考えたね。こりゃぁ時間がかかりそうだ」
「そして、エクソシスト。お前さえ殺せば終わるっっ!!!!」
「A!!今そっちに＿＿＿＿＿！」
「＿＿くる、な。お前たちはイノセンスを守れ。こいつは私が破壊する…っ」
「でも＿＿＿!!」
「わからないのか…。私たちはエクソシストだ!神に選ばれし者だ!それを実行しなくてどうする!?はやくイノセンスを持って安全な場所へ避難するんだ。結界装置の解除コードは Have a hope“希望を持て”。お前たちなら必ず守れる…。」

A……。

「来い」
「来てください」
「助けないぜ。あんなに時間はあったんだ。ひとりで何とかしな」
「そう…ですね、今回は私が悪いと思います、よ。早く、行ってください。」
「そうですね。早く行きましょう。神田。」
「お前に指図されたくねぇよ。このモヤシ」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
やっと行ってくれた…。
これで少し本気を出せる。

｢お前まだホンキ出してないな｣