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黒の教団 2.5夜 ページ3

黒の教団 2.5夜

「はぁ。めんどくさいことになりそうな予感…」

『スパイ侵入スパイ侵入!』

「おい 場内のエクソシストは…………」

「大丈夫よ。神田がもう着いたわ」

ザッ

「一匹で来るとはいー度胸じゃねぇか…」

「…!(ユウだ…。アルマは、…そっか。あの()はずっと哀しそうな瞳だ…)」

グア

ドン

ビリビリ


…うん、驚いた。試しに六幻が手の甲に当たるようにしたけど、この切れ味…。しかもこの速さときたら、元帥レベルまでいってるんじゃ…?



「クスッ))ホント、喧嘩っ早いなぁ。これだから子供は……」


「イラッ)誰が子供だ。お前だって子供じゃねぇか。(なんだ…コイツ、すげぇ違和感感じる…取敢えず中身を切れば同じことだ。)」


それにしても…コイツ。


「おい、お前。」

「?」

「なぜ、イノセンスを使わない。使えばすぐにエクソシストだとわかるはz「見たい?」

「は?」

「だから、私のイノセンスを見たいかと聞いている。」

少しだけ殺気を飛ばしてみる

「ビリッ)!?」

「このイノセンスは余り使いたくないのだけれど、まぁ試しに…」

「柊……発動。」

こいつが言ったと同時にその扇が淡く光った。

………綺麗だった。まるで夜に咲く桜のように綺麗に舞う巫女のような…。

「一面に咲き乱れろ。『夜桜』」


ブワッ

「…!!」

俺の鼻に届く瞬間にその桜が消える。

あいつが発動を解いたんだ。

「今回はこのくらいにしときます。私は敵じゃないですよ。ほら、貴方達が持っているゴーレム。私も持っているんですよ?ほら、ティム。挨拶しなさい。」

「ガァァァァ!」

「ただの叫ぶゴーレムじゃねぇか。」

「あはは、今はご機嫌斜めかな…?数週間前にクロス師匠から紹介状が送られているはずですから。…それとも先に私を切り殺します?」

「あぁ。先に切り殺したほうが早いと思うからな。その紹介状は後からでも遅くねぇ。化学班が今総出で探してるだろうよ」

「ふーん、それ確かコムイ室長宛になっているはずですよ?そろそろ届いてもいいはずですし…」

『えっ』

「そこのキミ!」

「は、はい?」

「ボクの机調べて!」

「アレをっスか…」

「コムイ兄さん」

「コムイ室長…」

「ボクも手伝うよ」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「はぁ、だめだこりゃぁ」


この後私は無事教団に入れました。長い道のりだった。






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設定タグ:D.Gray-man , 神田ユウ , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:アイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org  
作成日時:2016年8月17日 7時

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