猿女のち彼女【碧棺左馬刻】

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合歓side


数日前のことだった

左「合歓、今度お前の家にいっていいか？」

と急に電話がかかってきた

合「お兄ちゃんが中央区に来るって言うなんて珍しいね」


と言えば、お前に会わせたいやついんだよ、と少し嬉しそうに話すお兄ちゃん


なんとなくの予感というかそんな感じがして


合「彼女でもできたの？」


と面白半分で聞けば、おう、と返される


最初はお兄ちゃんに彼女が出来るとは思わなかった

私のお兄ちゃんはかっこいいから今まで色んな人が寄ってたけどお兄ちゃんが誰かを決めるとか到底ないと思ったからだ


合「いつ来るの？」


と問えば三日後と答えられる



左「空いてるか？」


と聞かれたから空いてるよ、と返す


合「けどね、お兄ちゃん」


左「ん？なんだ？」


合「私、お兄ちゃんの彼女とは二人きりで会いたいの」


と言えば、少し間を置いてまぁいいぞと返される



お兄ちゃんが好きになるなんてどんな人物なのだろうか


悪い人だったりしないだろうか、性格はいいひとだろうか


そうだ、私の家に来るまでにどんな行動をするか見張ってみよう


私はそう思って辺りをキョロキョロ見回している水色の髪の毛をもった丹精な顔立ちをした彼女を眺めた



そんな彼女に声をかけられ一緒に行動するのは数分後

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