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乱数side
君は何をしたら僕に振り向いてくれる?
Aの髪の毛をいじっていた手を離す
目をうっすら開けたので
乱「あっ、A!目覚ました?」
と言えばキョトンとした顔で見つめられる
左馬刻から連絡がきて僕がここに来たと伝えたら納得して布団の中にモゾモゾ入り込むA
僕だって男なんだからこうも無防備すぎると困るんだけど、なんて思って話し続ける
だけど彼女はいつも白い肌を白というか真っ青にしている
どうせ彼女のことだから左馬刻が家にいない代わりに家事を全般こなしているのだろう
そんな疲労を溜め込むから倒れるんだよと思いつつ、そんな状況に追い込んだ左馬刻に少し、いやとても怒りを覚える
僕なら君をもっと楽にさせてあげるよ?
好きな洋服だって作ってあげる
好きな食べ物とかスイーツの店にだって連れていくよ?
乱「なんで左馬刻なわけ…………」
そう思ったのが口に出ていたらしい
『え、左馬刻?』
と少し身を起こすA
乱「えっ?あ、いやいやなんでもないよ!」
と言えばそっかと微笑む
代わりなんていくらでもいるからって思ってたのに
なんでこんなにもAばかり求めてしまうのだろうか
『ねぇ、左馬刻はいつ帰ってくる?』
そういって目を開ける彼女
乱「ん〜、多分Aが寝たらすっ飛んで帰ってくるよ!だから寝なよ!」
といって頭を撫でて薬を勧める
『おやすみなさい』
といって彼女からすぐに寝息が聞こえる
乱「うん。さっさと元気になるんだよ?弱ってるAも好きだけど、笑ってる方が好きだからさ……」
無意識にそう呟く
僕といういい男を前にしながら左馬刻のことしか考えないAのことなんてもう知らない
あとで僕を選んでくれなかったことを後悔するぐらい僕も幸せになるから
乱「さっさとAも左馬刻と幸せ手にしてよね」
僕が最っ高のウエディングドレスでもなんでも作ってあげるからさ
乱「おやすみ、大好きだったよ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
prrrrrr
左「おう、乱数。今日はすまなかったな」
乱「んーん。僕も踏ん切りついたから、ありがとね左馬刻」
左「まぁ、お前がいつまでも俺様の彼女好きなままだと嫌だしな」
乱「あははっ!心配しなくてもいいんじゃない?A、左馬刻のことしか眼中にないし!」
左「あっそ」
乱「だから左馬刻もさっさとさぁ」
──────────結婚しなよ
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愛音(プロフ) - 鈴菜さん» 面白いと言ってくださりとても私もうれしいです!次回作はThe Dirty Dogにするかまた左馬刻にするかで検討中ですね笑笑 (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - かまぼっこさん» 一応さらに続編は考えたのですがこのシリーズはこれで終了にしようと思いました。ご愛読ありがとうございました! (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - あきほさん» 私の趣味全開だったんですけど気に入ってもらえてとてもうれしいです!ありがとうございます! (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
あきほ(プロフ) - 最高でした!もうヤバイです!すごく嬉しいです! (2019年5月26日 18時) (レス) id: 2fed114d50 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼっこ - 完結したんですね!とても面白かったです!!これからも頑張って下さい! (2019年5月25日 15時) (レス) id: 5d810f2938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛音 | 作成日時:2019年5月6日 17時