猿女のち彼女【碧棺左馬刻】

俺の女 ページ21

左馬刻side


銃「意外と早く終わったな」


といって時計を見ながらこっちを向く銃兎



左「まぁな、つーか腹減らねぇか」


といってカフェを指さす


何日か前に少し手伝って欲しいと銃兎から連絡を受け恩を売るにこしたことはないと今日共に行動していた



銃「腹減ってんならなんか奢ってやるよ」


といって一緒に店に入って喫煙席に座る


銃「それよりここって確かあれだろ？」


といってこちらをみてニヤリと笑う



左「んだよ、いいてぇことあんならさっさと言えや」


と返せば、左馬刻の愛しい愛しい彼女が働いてる近くだろ？と言うのでテーブルの下で足を踏みつける


銃「世間では言うところのお昼休みだからもしかしたらここに来るんじゃないか？」


左「あいつ煙草の匂い嫌いだからここ来たとしても喫煙席には来ねーよ」


銃「さすがに半年も付き合ってればお互いのこと知り尽くしたって感じだな」


左「まぁなんとなくはだけどな」


といって煙草を出し、火をつける



銃「それよりこの前Aが風邪で倒れたって言ってたがちゃんと家事とか分担してんのか？」


と聞かれたので、ちゃんと分担してるわと返す


銃「Aのことだから家事は私がします！とか倒れたのはたまたまなので大丈夫です！とか言うと思ったんだが」


といって同じように銃兎も煙草を取り出す


銃「Aにあんまストレス溜めさせすぎんなよ」


と注意喚起されるが


左「あいつがストレス発散っていうか、なんつーの？怒りで喚き散らしたりとか見たことねぇんだよな」


銃「それ絶対ストレス溜めてるだろ……発散方法ぐらい作っとけって伝えとけ」


左「なんでンなことてめぇに命令されなきゃいけねーんだよ」


と言うが確かにそうだ



あいつは怒ったりするときもあるが本気でぶちギレているというか理性が飛んでるぐらい怒ってるところを見たことがない


左「喧嘩とか……か？」


と思いつくストレス発散法を口に出せばそれは左馬刻だけだと返される


いらっしゃいませー。という店員の声が聞こえたと思ったら


「ちょっとぉ〜聞いてよAちゃん！」


『あ、はい。なんでしょうか？』




Aが入ってきた

2→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す