【8話】 ページ8
清志郎が作った朝餉を食べることになり、居間へと向かう。
「兄さま…今日の朝餉は何ですか?」
「今日はお前の好きな焼き魚と豆腐の味噌汁だ!」
「おぉ…!それは楽しみです」
そう言ってふにゃっと笑う巳宵。
清志郎も微笑ましく思い、肩の力が抜ける。
「「いただきます」」
「美味しいです…!さすが兄さま…!」
「そうだろう!オレも頑張った甲斐があったな」
適度な塩加減の焼き魚に合わせて少し薄めの味噌汁に、ご飯の進む香の物。
どれも巳宵の好みの味付けだ。
まあもう一度言うが、清志郎は巳宵の好きな味付けしか作れないのだ…。
「「ごちそうさまでした」」
朝餉
を食べ終わり、この後何をするか相談しあう。
物が必要最低限であまりないので居間は実際よりも広く感じる。
「伊黒さまへのお礼と感謝の気持ちを込めて、お食事を準備したり、掃除をしたりするのはどうかな…?」
「そうだな、伊黒へのお礼をするか!…掃除が終わったら一緒に買い物に行かないか?形に残るお礼もしたいしな」
「いいね…!じゃあ、掃除とかした後に買い物、行こう…!」
この後の予定も決まり、それぞれにできることを始める。
清志郎は厨の掃除、朝餉の後片付けを、巳宵は居間や風呂場の掃除を始める。
それぞれの仕事がある程度終わり、一緒に出掛ける準備をする。
「財布持ったな?」
「うん…!私変じゃないよね?」
「あぁ、いつも通り可愛いぞ」
「…ありがとう」
巳宵は可愛いと言われて照れるが、いつものことなので流す。
財布を持つのは昔から巳宵の役目だ。
荷物を持てないほど幼いころ、何もできなくて泣いてしまった巳宵に清志郎が与えた大事な役割なのだ。
「じゃあ、行くか!」
「はい、兄さま…!」
二人は伊黒の家からほど近い街に来た。
それなりに栄えており、様々なものが揃っていた。
「兄さま、これ綺麗…!」
巳宵が見つけたのは、伊黒の目の色にとても似ている黄色と青緑色の金平糖だった。
「じゃあ、それを三つずつ買うか!」
「うん…!……おじさん、この金平糖をそれぞれ三個ずつください____」
金平糖を買い終わり、次へと向かう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時