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結局あのあと30億以上出せる人は居なく落札することができた
商品の引き渡しと言われて使用人らしき人に裏へ案内される
案内されたのは接待室のようなところ
そこで小切手を渡されたので支払いをする
商品をお持ちしますので少々お待ちください、と言われたので待つ
それにしてもオーナーに会うにはどうすればいいか…
さっきのは相当下っ端らしい
小切手等の重要な書類を机の上に置いたまま席を外す程だ
暫くすれば部屋の外からじゃらじゃらと鎖の音が聞こえてくる
ドアが開いて入ってきたのは先ほどステージ上に並べられてた男たちだった
「奥様、こちら購入された商品になります。」
『…ご苦労様。』
男たちは近くで見ると更にボロボロだった
こちらの様子を伺いはするが目を合わせようとしない
「何をしている、早く入れ！奥様がお待ちだ！」
躊躇しているのか部屋に入ろうとしない男たちを鞭で叩く
そうだな、これを利用しよう
貴族の女性らしく、堂々と
『貴方、何様かしら。』
「は、はい？」
『それらは私が買い上げた、私の所有物でしょう？違う？
それなのに私の許可なく鞭を打ち、傷をつけた。どういうつもり？』
「そ、それは、その…。」
焦っている様子の男を一瞥して大きく溜息をつく
これだけの出金をしているのだから私を無碍にはできないだろう
『貴方じゃ話になりません。オーナーを呼んできて。』
「は、はい！」
ドタバタと走り出す男を横目に部屋の扉の前で縮こまっている男たちの前に行く
私が近づくと彼等は体をビクつかせる
逃げることもままらないのは分かっているらしい
その場から動こうとしない
『一度しか言わないからよく聞け。』
声を発したことか、それとも声色口調が変わったことか
何かに驚いた彼等は少しだけ目を見開いた
『扉から出て右に走れば外に出られる。
そのまま外に出て左の方の茂みをかき分けたら馬車があるはずだ。それに乗っておけ。
この後タイミングを見てここから出ろ。いいな？』
分かったか分かってないか知らないが廊下から足音が聞こえたので元の位置に戻る
慌てた様子で入ってきたのはオーナーらしき男だった
「奥様、どうかされましたか？」
『そこの男が私のものに許可なく傷をつけのです。
これの愚行を許すことができるとでも？』
「大変申し訳ありません。こいつは新人ですので…。」
お前は何してるんだ、と振り返ったオーナーの頭を隠し持っていた銃で打ち抜いた
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詩紀(プロフ) - 上級階級じゃなくて上流階級じゃないっすかね (2022年11月28日 10時) (
レス) @page2 id: 8014baf7d5 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！頑張って下さい！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page43 id: 52f70d6a1c (このIDを非表示/違反報告)
舞太郎 - わお、細かいとこまで繊細に書かれておりますねえーすげー一生ついていくっす作者様のらいの兄貴！更新頑張ってくださいなー (2021年10月7日 23時) (レス) @page33 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - この話凄く大好きだったのでまた読めて凄く嬉しいです！これからも応援しています！！ (2021年7月17日 0時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
あお - わわ、、、お帰りをお待ちしておりました、、！また貴方様の素敵なお話を読めると思うととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ずっと応援しています！ (2021年7月16日 19時) (レス) id: eb48003aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2021年7月10日 21時
