幼稚園児の弟と2人でブラック本丸に行きました！肆 (ページ27)

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166話ページ27

僕、お姉ちゃんに酷いこと言ったから、もうお姉ちゃん僕のこと嫌いになったのかと思った…。

でも、今大切って…。

厚「本当見つかってよかったな。」

後「大将、本当に瑠衣のこと大好きだもんな！」

『勿論ですよ？なんせ瑠衣は世界で一番大切な弟なんですから！』ﾆｺｯ

――世界で一番

その後のお姉ちゃんたちのお話はよく聞こえなかった。

ただ、お姉ちゃんが僕のこと " 一番大切 " って言ってくれたことがずっと離れなかった。

一番…一番か……

弟「……へへ」

一「！！どうしましたか、瑠衣殿？」

弟「ううん、なんでもないよ！」ﾆｺｯ

お姉ちゃんがずっと一緒にいてくれられないとしても、僕がお姉ちゃんの一番だったら、それでもいいや！

僕、お姉ちゃんに酷いこと言っちゃったなあ…あとでごめんなさい言わないと！

弟「一期お兄さん、ありがとう！」

一「私は何もしてませんよ」ｸｽｯ

お兄さんのおかげで、僕もうあんなこと思わないよ！

だって、僕がお姉ちゃんの一番なんだもん！！

一「(確かに主殿は私達を瑠衣殿と同じように愛してくれていますが

やはり、瑠衣殿の方が少し上ですな。きっと、主殿も気付いてないでしょうが…)」

一期お兄さんが寂しそうに微笑みながらお姉ちゃんたちの方を見ていたことを、僕は知らない。

弟「(お姉ちゃんにどうやって謝ろうかな…)」

新しいお悩み事ができちゃった…うぅ…