REPARO 15 ページ15
｢学年末には、最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人一人が寮にとって誇りとなるよう望みます｣
｢間もなく全校生徒の前で組み分けの儀式が始まります。待っている間、できるだけ身なりを整えておきなさい｣
先生が部屋を出ていった。
｢一体どうやって寮を決めるんだろう｣
ハリーはロンとAに尋ねた。
｢試験のようなものだと思う。凄く痛いってフレッドが言ってたけど、きっと冗談だ｣
皆が不安で、怖がっていると、突然不思議な事が起こった。
悲鳴を上げた生徒もいた
｢一体……？｣
周りの生徒が息を飲んだ。
後ろの壁からゴーストが二十人くらい現れたのだ。真珠のように白く、少し透き通っている
みんな一年生の方には見向きもせず、互いに話しながらするすると部屋を横切って行った
左襟のついた上着にタイツを履いたゴーストが、急に一年生達に気づいて声をかけた。
誰も答えなかった
｢新入生じゃな。これから組み分けされるところか？｣
太った修道士が一年生に微笑みかけた。数人の新入生が黙って頷いた
｢ハッフルパフで会えると良いな。ワシはそこの卒業生じゃからの｣
と修道士が言った。
｢さあ行きますよ｣
厳しい声がした
｢組み分け儀式が間もなく始まります｣
マクゴナガル教授が戻ってきたのだ。
ゴーストは前方の壁を抜けてふわふわと出て行った。
｢さあ、一列になって。着いてきてください｣
マクゴナガル教授が号令をかけた
足が鉛のなったように妙に重かった。
Aはロンとハリーと一緒に再び、玄関ホールに戻り、そこから二十扉を通って大広間に入った。
そこには不思議で素晴らしい光景が広がっていた。何千というロウソクが空中に浮かび、四つの長テーブルを照らしていた。
テーブルには上級生達が着席し、キラキラと輝く金色のお皿とゴブレットが置いてあった。
広間の上座にはもう一つ長テーブルがあって、先生方が座っていた
マクゴナガル教授は一年生を一列に並ばせ、四本脚のスツールを置いた。椅子の上にはとんがり帽子が置かれ、皆がその帽子をジッと見つめた。
すると、帽子がピクピク動いた。
つばのへりの破れ目が、まるで口のように開いて、帽子が歌い出した
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
