REPARO 16 ページ16
グリフィンドールに行くならば
勇気あるものが住まう寮
勇猛果敢な騎士道で
ほかとは違うグリフィンドール
ハッブルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない
古く賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう
スリザリンではもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段を使っても
目的遂げる狡猾さ
歌が終わると広間に居た全員が拍手喝采をした。四つテーブルにそれぞれお辞儀して、帽子は再び静かになった
｢僕達はただ帽子をかぶればいいんだ！フレッドのやつ、やっつけてやる。トロールと取っ組み合いさせられるなんて言って｣
ロンがハリーとAに囁いた
マクゴナガル教授が長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出た。
｢ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください｣
｢アボット、ハンナ！｣
着々と名前が呼ばれて言った。
今朝、汽車で話したグレンジャーはグリフィンドール、ロングボトムもグリフィンドールだった。
Aが隣にいるハリーを横目で見ると、ハリーは青い顔をしていた
次にマルフォイの名前が呼ばれると、帽子がマルフォイの頭に触れるか触れないうちに｢スリザリン！｣と叫んだ
マルフォイは満足気に仲間のクラッブやゴイルのいる席に着いた。
残っている生徒は少なくなってきた
そしてついに
｢ポッター、ハリー！｣
と呼ばれた。
ハリーは前に進み出ると、突然広間中にジーッという囁きが波のように広がった
広間中の人達が首を伸ばしてハリーをよく見ていた。
ハリーが帽子をかぶり、暫くすると、｢グリフィンドール！｣と叫ばれた
まだ組み分けが済んでいないのはあと四人だけになった。前の女の子が名前を呼ばれると、次はロンの番だ
｢ウィーズリー、ロナウド！｣
ロンは青ざめながら前に進み出て、帽子をかぶった。帽子はすぐに
｢グリフィンドール！｣
と叫んだ
ロンはフラフラとハリーの隣の席へ行き、崩れるように座った。
｢ウィーズリー、A！｣
Aは少し長い髪を靡かせ、前に進んだ。
椅子に座り、帽子をかぶせられると、帽子はピクリと動いた
｢……君は………他の…家族とは違う……そんなはずは……なぜ………｣
｢スリザリン！｣
広間中がざわめいた。
『………』
目を見開く。
Aは自分の双子の弟の顔を見ることが出来なかった。
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
