『第40話！Reboot』 ページ43
夢を見た。
つい2年前までそこにあった、当たり前の、日常の夢だった。
少し早い目覚ましで起き、学校で友達と駄弁り、帰ってヲタ活してみたり、勉強もガクセーなりに頑張ってみたりして………
何の変哲もないのに懐かしく、それでいて、なぜだかとても愛おしい夢だった。
目を覚ますと、燻った煙の匂いがつんと鼻についた。アクビをひとつすると、涙が溢れる。
体にはキズひとつなかったが、それにしても後頭部がひどく痛い。服にも、焼けたり、擦れたりして出来たと思しき傷が無数にある。
焼けて全壊したジョースター邸の残骸の中に、私はぽつんと寝転んでいた。
いや、正確には埋もれていた。
瓦礫の隙間から満天の星空が見える。そらきれい(現実逃避)
それにしてもホコリが多い、あっちょっとクシャミ出s
『ブエックショーーーイッ！いいッ！！！いってててててててて………』
こ、腰がッ…………なんでや、私はまだピチピチの…ッ！
勢いで起き上がると、エグい激痛が身体中を襲った。落下した時に打ち付けられたのがよほど響いているんだろう…。少し落ち着いて周りを見渡すと、ここは戦場かと見紛うほどに、ジョースター邸のあったここだけが見事に荒れていた。そして向こうに人影が、ぽつんとひとつ見える。
えっ人影だと
「おお……！！A？Aなのかァーーッ？！」
『す…………スッピーーーィ！！！！』
人影の正体は、我が同志、スピードワゴンであった。手を大きく振りながら走ってくる姿に逞しいものを感じて、思わず安心しきってしまう。
立ち上がって走り出そうとすると、瓦礫に足を取られた。だが、すかさず駆け寄ってきてくれたスッピーが支えてくれる。
「A、だよな？まったく…よく生きてたぜ……俺ァてっきり死んだモンかとッ！」
『いやァ私も…てっきり死んだモンかと。でも壁と柱と、あとカーペットが守ってくれたみたいだ……。生きてるぜ、私は。生きてる。』
「ともあれ、よかったなァ〜ッ。だがよ、ジョースターさんが昏睡状態なんだ、ディオには勝ったんだがよ……病院には もう担ぎ込んである。」
『うん、そいつァよかった。…お見舞いには…いつ行くよ？』
「そりゃあお前…ってオイオイオイオイ……そんだけフラッフラしてるんじゃあ…。……！？？！？」
スッピーが私をじっくり見た途端、目を白黒させて絶句した。
…胸元がハダけてたみたいだ。
結局、私はスッピーの
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さむわん(プロフ) - こばんさん» あなや…感無量です、そこまで見ていただけるなんて…！油断してるとここの夢主はバブみとか言い出してしまいますからご注意なのですよ…… (2017年4月17日 1時) (
レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
こばん(プロフ) - すごく面白いです！シリアスのシーンにIQ2(ディスってないですw)のセリフをわんさか盛り込むところがめちゃくちゃ面白くてほんとに好きです 笑今後も更新を楽しみにお待ちしております！応援してます！ (2017年4月16日 13時) (レス) id: d99ba419e7 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - ミコさん» ありがとうございます…ありがとうございます……(語彙力の消滅) (2017年4月12日 22時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ - 最高です( ´,_ゝ｀)<説明不要 (2017年4月9日 13時) (レス) id: c278301869 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - jojo悪大好き系女子(???????)?さん» ブッ倒れる程嬉しいです…ありがとうございます……！！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年2月27日 21時
