『第2話！衝撃は突然に』 ページ3
街のガイドを頼んだはいいが………ジョースターさんの生の御声が素晴らしすぎてイマイチ内容が耳に入ってきましぇん…なにこれしんどい、天国とは正にこの事なのだな…………
ポケーっとジョースターさんに見惚れてて、足元にあまり注意していなかった。
まァ案の定といえば案の定コケましたな。
さらにジョースターさんの後ろを歩いていたため、救援もギリ間に合わず。
『へぶッ！』
「ま、間に合わなかった…大丈夫かい？」
大丈夫です、ジョースターさん。身体は大丈夫。
でも大丈夫じゃあないんですよ。
…………すっっげ痛ェ。擦り傷もバッチリ。
や、ここが現実世界ならば当然の、自然の摂理なんだがええっと…………え、夢…だよな？ここ夢だよな？
ジョースターさんが助け起こしてくれなかったらあともう暫く地面にへばりついてただろうな…重ね重ねすんませんな…………
でも待てよと考え直す。まだワンチャン明晰夢があるじゃあないかッ希望を持てAッ！
…………実験として、街の露店みたいな店で売ってた、食った事なさそーなお惣菜パン的な何かを食す。
ウン、全くもって食った事ない味でうまいわ……
聞いた話によると人間は自分の経験に基づいて"新しい"何かを創り出すという。夢の出来事なら、その法則がより顕著に現れるとかなんとか。
つまりはだね、コレ…………夢なんかじゃあないってコトなんだなーあっははは…は…………
「か…顔色が急に悪くなったッ！？一回…医者に診てもらった方が」
『いやあの…いや…………大丈夫です、大丈夫大丈夫。へへ…』
さっきのジョースターさんに遭遇したてのキャッキャッはどこへやら。
トリップしてしまった喜びと不安と衝撃が身体中を駆け巡るフレンズなんだね！
冗談じゃあねぇぜッ！！！！！！！！！
あのもう、夢じゃあない感じでジョースターさんにガイドお願いしただなんて申し訳なさしかねぇよ！大丈夫？私から瘴気とか出てなかった？
『あの…なんかごめんなさい、色々心配して貰って…』
「本当の紳士を目指すものとして当たり前の事をしただけだよ。女の子には優しくあらなくちゃあ」
尊さにあてられて浄化される…
「ところでそういえば、旅行中だったっけ？」
『ええ、まァ』
「屋敷にいくつか空き部屋が残っていたはずだけれど」
『泊まらせて頂きます？？！』
これはチャンスだと考えるんだ私ッ…
ディオに会えるチャンスだとッ！
A、行ッきまァーす！！！
『第3話！はじめてのジョースター邸』→←『第1話！ざ ふぁーすとみーつ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さむわん(プロフ) - こばんさん» あなや…感無量です、そこまで見ていただけるなんて…！油断してるとここの夢主はバブみとか言い出してしまいますからご注意なのですよ…… (2017年4月17日 1時) (
レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
こばん(プロフ) - すごく面白いです！シリアスのシーンにIQ2(ディスってないですw)のセリフをわんさか盛り込むところがめちゃくちゃ面白くてほんとに好きです 笑今後も更新を楽しみにお待ちしております！応援してます！ (2017年4月16日 13時) (レス) id: d99ba419e7 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - ミコさん» ありがとうございます…ありがとうございます……(語彙力の消滅) (2017年4月12日 22時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ - 最高です( ´,_ゝ｀)<説明不要 (2017年4月9日 13時) (レス) id: c278301869 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - jojo悪大好き系女子(???????)?さん» ブッ倒れる程嬉しいです…ありがとうございます……！！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さむわん | 作成日時：2017年2月27日 21時
