『第15話！始まりの始まりの手前』 ページ17
この世界に来る前に読みまくったコミックスの呼吸法を真似しながら独自に修行して、少しだけ…本当にほんの少しだけ波紋を使えるようになってきた。
そんなこんなで生活しているのだが
ちょっと前に、この屋敷で奇妙なウワサが流れていた。
使用人のひとりと養子の坊がデキてる、といったものだ。
彼が私を警戒してる様子が他の人の目にはちょっと違う風に映ったのだろう…………。
ピギャァァァァァァざまァァァァァァァmg(^p^)
と思わず顔文字を使いたくなってしまう程愉快だったのだが、その噂も1週間もたたないうちに何故かぱったりとかき消えてしまった。少し残念でした、まる
さて、前のスマホバキィ事件から3ヶ月とちょっと経とうとしている最近、さきの噂とは別に少しだけ気になることがある。
珍しく卿がカゼをひいたのだ。
ということは時期的にもいよいよ本編は目前である。
この状況でワクワクなど、本当に不謹慎であることは分かってるのだが、いまヒジョーに鼻息が荒い。
理性がもうちょっと働いていなかったらいますぐにでも「わーーーーーーい！！！」と走り出してしまいそうだ。ふぅー！あっぶなーい！…あれっ
ジョースターさんとは最近になり、よく話すようになった。というか、私の方が話しかけられただけで萌えによりもんどりうって倒れそうになる事がなくなった、と言った方が正しいだろう。勉強を教えてもらったり逆にちょっと教えさせてもらったり、更には彼の軽いグチも聞けるほどになって、私はいま絶賛幸せである。こころがとてもしんどい。
ディオとはあまり話さないが、よく遭遇する。美形だしメシウマなはずなのに正直言ってウゲェって感じなのだが、それは相手も同じなようだ。
以前、卿に許可を頂き、図書室をうろつかせてもらってたときにエンカウントしてしまった事があったのだが、えらく久しぶりに「空気が固まる」というのを体験した。うおぉ…と地の底から響くような声が出た、というのはここだけの話である。
波紋の修行はいま、絶賛続けている。
だが、あんまり上手くいかないのだ。モノ伝いで前にはよく飛ぶのだが、横や後ろはガラ空きである。
範囲攻撃が弱い感じである。
やはり独学なのがいけないのだろうか。
それに、私は彼らのように筋肉に恵まれた育ち方はしていない。だから、波紋を練る力がそもそも劣っているのだ、おそらく。
物語はこれからようやく始まる。
準備は入念に。
『第16話！その日(1)』→←『第14話！絶対に許さんからな』
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さむわん(プロフ) - こばんさん» あなや…感無量です、そこまで見ていただけるなんて…！油断してるとここの夢主はバブみとか言い出してしまいますからご注意なのですよ…… (2017年4月17日 1時) (
レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
こばん(プロフ) - すごく面白いです！シリアスのシーンにIQ2(ディスってないですw)のセリフをわんさか盛り込むところがめちゃくちゃ面白くてほんとに好きです 笑今後も更新を楽しみにお待ちしております！応援してます！ (2017年4月16日 13時) (レス) id: d99ba419e7 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - ミコさん» ありがとうございます…ありがとうございます……(語彙力の消滅) (2017年4月12日 22時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ - 最高です( ´,_ゝ｀)<説明不要 (2017年4月9日 13時) (レス) id: c278301869 (このIDを非表示/違反報告)
さむわん(プロフ) - jojo悪大好き系女子(???????)?さん» ブッ倒れる程嬉しいです…ありがとうございます……！！ (2017年4月4日 13時) (レス) id: 1d8895c809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむわん | 作成日時：2017年2月27日 21時
