第7話 ページ10
アカメが部屋に来るのは珍しい。
どうしたんだ?
「どうしたの?珍しいね」
聞いてみる。
「・・・」
無言。
「ねぇアカメ。どうしたの?」
「どうしたはお前だ。任務時間は遅れ、すぐに部屋に戻る。珍しいのはサナエ、お前だ」
「・・・」
「何があった?」
「・・・何も」
小声で答える。
アカメ、聞かないで。
「本当か?」
「・・・本当」
アカメ、大丈夫だよ。
聞かないで。
「何も無かったら話せるだろう!なぜ話さない!!」
聞かないで。
「・・・もぅ、分かったよ」
しょうがない。話そう。
「あのね、大したこと無いんだけどね・・・」
泣きそう。
でも、泣きたくない。
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神楽 - 面白いヨ!続きが気になるネ!更新、頑張るヨロシ (2019年6月8日 22時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - 楽しく拝見させていただいています、待ってますね! (2016年12月12日 22時) (レス) id: eea9319d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩キャラメルパン x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jintann/
作成日時:2016年8月9日 21時