クール78 ページ34
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「ハハッ笑 相変わらず馬鹿だな
俺ら同級生、同い年に決まってんだろ?笑」
『あぁ、そうか笑
お前だって全然変わってないだろ?その無駄に元気なところとか』
「無駄に元気な方がいいだろ?笑」
『まぁ、そうだな』
こっちに帰ってくると、やっぱり昔の性格に戻ってしまう
呪術界とは程遠い幼馴染を見て、安心感が込み上げる
『お前はこっちに来るなよ』
「ん?何か言った?」
『いや、元気そうで良かった
家の方向を教えてくれ』
「マジかよ笑笑 よっしゃ、行こうぜ」
サエコさんに挨拶をして、
皆さんお分かりだろうが、私の家はポツンと一軒家なんだ
「なあ」
たすくの奴が口を開いた
『ん?なんだ』
「…上手くやってるか?」
神妙な顔で聞いてきた
コイツは昔から察しがいいから何かに気づいたのか?
『まあまあってところだ』
「ホントか?嘘はつくなよ?」
『まぁ、今はそれなりにいい感じだ』
「今は、か
なんかあったら言えよ 幼馴染だし」
お、お前、そういうとこだぞ!!
ちょっと恥ずかしそうにするんじゃない!可愛いだろうが!
「てか、なんの仕事やってんの?」
はい地雷来ましたー
この流れなら来ると思ってたよ
ここは無難に…
『政府公認の霊媒師』
「…ん?」
やってもーたー!!完全にしくった
何が無難じゃボケ!
「霊媒師って…稼げるん?」←
『まぁ、ちょっと特殊なヤツだし
政府公認だから結構金払いはいいほうだ』
「生きてんならいいけど、取り憑かれるなよ?」
『まぁ、あぁ』
なんて不吉なことを……こちとら取り憑かれたら終わりだぞ?
「もう定職かぁ まぁそのビジュだとどこでも雇ってくれそーだよな笑笑」
『…定食、、』
「あ、そっちじゃなくて、松平定信の定に職務経歴書の職」
新情報:コイツらは似た者同士だった
『あぁ……世の中ビジュが全てじゃないだろ
現に私は手に職ついてるしな』
「その身長とスタイルと顔で俺に物申そうってのか?あ?見下ろすんじゃねえよ」←173cm
『しゃーなしだろ』←178cm
「あ、着いたぞ〜」
妹達が洗濯物を干してるところだった
『ありがとうな、たすく』
「おう、またな!」
坂を下って行くたすくを見送って、一際大きい自分の家に目を向けた
『…行くか』
久しぶり 元気だったか?
オカンと父さんは帰ってきたか?ご飯はちゃんと食ってるか?
聞きたいことは山ほどある
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作者名:鷲わし | 作成日時:2021年9月29日 0時