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無口4 ページ5





『触んなぼけなす』


甚爾「ハイハイ、恥ずかしいんでちゅねー」


『きしょ、、』


甚爾「ガチで引いてるじゃねえか、悪かったよ」



さすがプロヒモなだけある
撫でるのをやめたが私が歩き出すと隣を歩く
こいつはモテるだろうな


本人に言うと調子に乗るから言わないが
いや、このゴリラは既に自分の容姿の良さを自覚してるから余り変わらないか




グラウンドで真希さんと憂太くんが鍛錬をしている
真希さんはいつもの棒、憂太くんは竹刀を持っている



『…(おぉ、憂太くん成長したなぁ。いや、真希さん体柔らかっ……スタイル良)』



遠くから2人を眺める至福のひととき
こういう時は呪術師やってて良かったなと思う


まだ憂太くんが入学して少しだが、何か初めとは違う
意思が固まったのか


自分の為の理由ができたのなら万々歳だ



悟「あっ、嶺凰!!と…甚爾」


甚爾「俺はついでか?坊」



私とゴリラは2人で五条とパンダくん、棘くんの所へ行った


2人とも前より動けるようになったな
成長だ、偉い



パ「憂太が高専に来て3ヶ月か、かなり動けるようになったな」


棘「しゃけ」


悟「性格も前向きになったよねぇ」



もう一本を真希さんに頼んでいる憂太くんを見ると、初めのオドオド感が少なくなったのが感じられる



『五条、里香さんの呪いはどうするんだ』


棘・パ「「(ビクッ)」」



何もそんなに怯えなくてもいいじゃないか
幽霊じゃあるまいし



悟「刀に呪いを込めて憂太が支配するって感じ」


『…分かった』



だから私に頼んだのか…なるほど


今日の夜ご飯のおかずを考えていたところで、パンダくんが憂太くんを呼んだ


駆け寄ってくる憂太くん
これから超大事な話をするらしい



パ「オマエ、巨乳派?微乳派?」



憂太くんの顔からして、思っていることは「今!?」
だろう
私も思った



甚爾「ッ…‪wククッ‪w‪w」



こっちを見て笑っている変態ゴリラの腹にエルボを入れた
鉄コンかと思った。肘折れてないかな…



憂太「あんまり気にしたことないんだけど…人並みに大きいのは好きかと…」



憂太くん、君は素直すぎる
真面目に答えなくてもいいんじゃないか?


どうやらパンダくんの反応からして真希さんと憂太くんの青春の話らしい


真希さんとパンダくんはその話で取っ組みあっている
真希さん曰く「何勘違いしてんだ殺すぞ」との事


五条が口を開いた



悟「棘、君に適任の呪いだ。ちゃっちゃと祓っておいで」




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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年2月13日 23時

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